お盆のナスやキュウリの牛馬はいつ飾る?意味は?

精霊馬の画像
「何でナスやキュウリに爪楊枝刺しているの?」

と子どもたちに聞かれた時に精霊馬の説明って意外と難しかったりしますよね。

精霊馬ってそもそも読み方が難しいですし、どういう意味で盆棚に飾っているのか子どもたちに納得できるように説明出来る自信はありません。

なので今回は精霊馬を飾る意味、いつから飾るのが適切なのか記事にまとめてみたいと思います。

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精霊馬について

驚く表情をするビジネスマン

キュウリに足に見立てた爪楊枝でを4本刺した馬とナスに足に見立てた爪楊枝を4本刺した牛の事を精霊馬と言います。

爪楊枝の代わりに2本の割り箸で足に見立てるところもあります。

読み方はこう読む

精霊馬は『しょうりょううま』と読みます。

コレは普通に読み間違えますよね?精霊ってせいれいって読むことが日常的になっていますのでそういう風に読んでしまっても仕方がありません。

精を『しょう』霊を『りょう』と読む事は実は私たちは日常的に知っています。『筆不精』『悪霊』などを考えれば読めなくはないんですよね。

ナスの牛、キュウリの馬。どういう意味があるの?

キュウリの馬は足の早い馬に乗って早くあの世から実家に戻ってきて欲しいという意味があります。

ナスを牛に見立てる理由は、牛は足が遅いので、ゆっくりあの世に戻っていくように、また牛は昔は荷物を運ぶ時の運搬も兼ねていたため、この世からのお供え物をたくさん牛に積んで帰れるようにという意味があります。

ただ地域によっては逆の意味だと教えられているところもあるので注意です。

キュウリの馬はあの世へ早く戻って欲しいという意味で、ナスの牛はゆっくり実家に戻ってきてねみたいな意味と教えられている人もいるようです。

でもこっちの場合は先祖を煙たがっている印象になってしまうのであまり私は好きにはなれません。

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精霊馬はいつ飾る?

7月12日が盆入りとして7月13日が迎え盆と言われてその日に盆棚(精霊棚)を作ります。その時に飾るのが一般的ですね。

現代においてお盆は8月12日~8月15(16)日の事を言いますよね?なので人によっては1ヶ月遅い8月12日を盆入りとして、8月13日に盆棚(精霊棚)を作るところもあります。

コレは家の風習によって様々ですので、どちらが正しいとかそういう問題では無いようです。どちらも正解です。

精霊馬の向きはどういう方向にすればいいの?

迎え盆の時は迎える方向にする必要がありますので、精霊棚の方向を向くように飾りましょう。

送り盆の時はあの世へ送る為に、反対方向に向くように飾りましょう。

お盆が終わってナスとキュウリはどう処分する?

昔だと川へ流したり土に埋めたりして処分していましたが、川へ流すのは公害的な問題から今では無理ですよね?土に埋めるのもマンションやアパートぐらしの方にとっては無理だったりします。

今ではそういうことから、半紙でくるんでゴミに捨てたり、塩で清めてから白い紙などでくるんでゴミに捨てる人が多いようです。

まとめ

  • 精霊馬は『しょうりょううま』と読みます
  • キュウリは馬に見立て、早く先祖が実家に戻ってきて欲しいという意味
  • ナスは牛に見立て、ゆっくりとあの世へ戻って欲しいという意味
  • 飾る時期は7月13日か、1ヶ月遅い8月13日のどちらか
  • 迎え盆の時は精霊棚の方向を向けて、送り盆の時は反対方向に向ける
  • 精霊馬の処分方法は、塩で清めて半紙など白い紙にくるんで捨てる

▶ 新盆と初盆の違いは?読み方は地方によって様々だったりする

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