りんごの種には毒があるというのは本当?どうやって食べたら安全?

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りんごの種には毒があるなんて聞いたことがありますか?

日本人がよく食べる果物のひとつであるりんごに毒が含まれているなんて考えたくもないですが、種の部分には毒があって食べてはいけないと耳にしたことがあります。

うっかり口に入ってしまうかもしれないと思うと心配ですね。今回はりんごの種の毒についてまとめてみたいと思います。

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りんごの種には毒があるって本当?

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バラ科の植物には「アミグダリン」という成分が含まれていて、一部の酵素と加水分解されるとシアン化水素などの有毒な分解生成物を生み出してしまうんだそうです。

シアン化水素といえば青酸と呼ばれる猛毒。殺人事件などでよく聞く青酸カリが思い浮かんでしまって恐怖を感じます。

しかし、一度に数百個数千個食べなければ命に影響はないのだそう。

そもそもりんごの種を食べようとする人はなかなかいないと思いますし、そんなに大量に食べる人もいないと思うので心配しすぎることはないですが、毒を摂取してしまう可能性を考えると食べるべきではないと言えます。

バラ科の植物はりんご、びわ、うめ、さくらんぼ、梨、ももなどたくさんあります。りんごに限らずこれらのバラ科の植物からなる果実を食べる際には思い出してみてください。

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りんごの実にも毒が含まれているって本当?

考える女性

台風被害などで土の上に落ちたりんごを拾って食べるのはちょっと危険です。なぜなら土の中にいるカビ毒がりんごの皮についた傷部分から中に入り込んで繁殖してしまうことがあるから。

そのカビ毒は「パツリン」というもので、傷んだりんごがジュースなどに加工されるなどして知らないうちに摂取してしまう危険性があり、国の対策としてりんごが傷まないような防止策を進めたり選別の徹底などに力を入れているそうです。

基準値を設けて厳しく管理されているため市販の加工品から摂取してしまう可能性は低そうですが、りんご農家さんからりんごを頂くようなことがあれば皮に傷がないか、落ちたものが含まれていないかなどを確認してから食べるようにすると安心ですね。

りんごはどのようにして食べたらいいだろう?

考える女性

欧米ではりんごの丸かじりもよく見られる光景で、日本でも「歯茎から血が出ません」とアピールするようなテレビCMで見かけたりします。

しかし、わたし達の周りで実際に丸かじりしている人ってあまりいないような…。食べにくいですし、一度に丸ごと食べるのはちょっと多すぎますよね。

また、間違って種を食べてしまったり傷んだりんごなのによく確認せずかぶりついてしまうことで先ほども述べた毒を摂取するという可能性まで出てきてしまいます。

ということで、より安全にりんごを食べるためには豪快に丸かじりするという食べ方は控えた方がいいのかもしれません。

あとがき

りんごを食べる時は種を確実に廃棄して毒の摂取を防ぎましょう。

野菜の廃棄部分でスープを作る際には、かぼちゃの種を入れるようにりんごの種まで入れてしまわないようにしてくださいね。

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