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章姫(あきひめ)といういちごの特徴とは?

いちごの画像

章姫といういちごをご存知でしょうか?今ではあまり主流のいちごではありませんが、当時は静岡県のいちごといえば章姫と言われているぐらい多く出回っていたいちごです。

そんないちごの生い立ちや味の特徴などをまとめてみたいと思います。

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章姫は偶然に作られたいちご

驚く表情をするビジネスマン

章姫を作った人は萩原章弘という方です。彼は久能早世といういちごの品種の生みの親であり、それをさらに改良して美味しいいちごを作ろうとしていました。

久能早世はイチゴのショートケーキに合ういちごというコンセプトで作った品種でしたが、「そのまま食べて美味しいいちごを開発したい!」ということで品種改良が始まります。

そして彼はついに自分でも納得のいく品種を作り上げます。

「それが章姫?」

いいえ違います。その納得できる品種はある農家に持ち込み育成試験を依頼したのですが株を枯らしてしまったのです。

果物の品種って同じ親から同じ味のものが生まれるわけではなく株分けして増やしていきます。つまり株をからしてしまったら二度と同じものは作れないわけです・・・。

がっかりした萩原章弘ですが、品種改良の際に「甘すぎる」と評価をされた品種を世に出すことにしました。これが章姫だったりします。

もし農家が枯らさなかったらいちご業界は変わっていたかもしれません。しかし枯らしたことで世に出た章姫。何か因果なようなものを感じるお話ですね。

ちなみに章姫の由来は作った萩原章弘の「章」といちごと言えば女性のようなイメージということから「姫」をあわせて組み合わせたと言われています。

今では紅ほっぺに静岡県のいちごの主役を奪われている

章姫が出た当時は「静岡県産のいちご=章姫」だったのですが今は紅ほっぺに押されています。

理由は甘すぎるの原因だと言われています。甘いだけのいちごは飽きが来るのが早い為にあまり好まれない傾向があったりします。

その為、静岡県は章姫の後継品種として紅ほっぺという種類のいちごを生み出しました。章姫よりも酸味が強いいちごです。

その紅ほっぺですが、親は「章姫」と「さちのか」です。今後も章姫の血は絶えずに受け継がれていくことでしょう。

▶ 紅ほっぺといういちごの主な産地や特徴は?

章姫の特徴とは?

いちご狩りに来た女性

「甘すぎる」と評されたいちごですが、農業機構のデータだとさほど高いとは思わない結果が残っています。

それぞれの糖度の目安
  • 章姫:糖度9.1%・酸度0.66%・糖酸比:13.8
  • 紅ほっぺ:糖度9.7%・酸度0.78%・糖酸比12.4
  • とちおとめ:糖度9.3%・酸度0.67%・糖酸比13.9
  • あまおう:糖度9.9%・酸度0.74%・糖酸比13.4

糖度だけ見ると低い印象がある章姫ですが、酸度も低いです。糖酸比を見るとわかると思いますが糖酸比がかなり高く人間が舌で感じる甘さはかなり高いのがわかると思います。

このデータは農業機構のデータですが、シーズンによっても作られている場所によっても数値が変わってくると思います。あくまで参考程度にしておいてください。

販売サイトによっては糖度が15%を超える甘さなどと表記されているものもありますが、限定的な状況下においては章姫はそのぐらい甘くなる可能性が秘められているのでしょう。

私はあまり信用はしませんが。

酸味は少なめの為甘く感じることが多いのですが、甘いだけのいちごは「飽きる」という感想を持つ人が意外と多くいます。

酸味がないと甘いだけのいちごでだんだんと味になれてしまい刺激が足りなくなってしまいます。塩っ気のあるものが食べたくなったりすることもあると思います。

そういう飽きがきやすいというのは章姫のデメリットでもあるようです。

そして果肉が柔らかいことも特徴です。柔らかいのは流通の面でデメリットとしてパックの中で押されすぎて果肉が傷んでしまうという点に気をつけたいですね。

スーパーなどで売られている時は色艶と果肉が傷んでいないかと言うのを注意するといいでしょう。

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白い章姫も存在する?

実は白い章姫も存在するようです。

白イチゴという種になるのかどうなのかはわかりませんが、栽培をしていたら突然変異のような感じで赤い章姫とは別の株から白いいちごが成ったりしたそうです。

原因は不明なのですが、翌年は普通の赤いいちごが採れたりしたそうです。

白いいちごは完熟していないというわけではなく、しっかりと完熟しているので味に差はないかというと、赤い章姫に比べると少し甘味が控えめだったそうです。

味は劣るけれど物珍しさでいちご大好き人間としては一度は口にしてみたい白い章姫のお話でした。

章姫の旬はいつぐらい?

12月ぐらいからスーパーに並びますが、まだ糖度は控えめです。

章姫が美味しい時期は1月~2月頃と呼ばれているのでその時期に売られているものを食べると美味しい章姫に巡り合う可能性が高まります。

まとめ

章姫とは萩原章弘さんが作ったいちごで、静岡県産のいちごは章姫が主流だった時期もありました。

糖度は高く酸味が少ないのが特徴。果肉が柔らかいことからスーパーでは押しつぶされて果肉が傷んでいないか注意する必要があります。

いちごの旬は1月~2月とされています。12月からいちごはクリスマス用に出回りますが、そのまま食べるには少し酸っぱいので注意が必要ですね。

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