りんごにはたくさんの品種があります。色々な品種が交配されてより美味しいりんごへと改良されているのですが、シナノスイートも新しい品種の一つです。
今回はシナノスイートというりんごの種類の特徴を記事にまとめました。
Sponsored Link
シナノスイートの特徴
歴史
シナノスイートは1978年に「ふじ」と「つがる」を交配させて長野県果樹試験場が育成したりんごです。そして1993年に品種登録をした新しいりんごの品種だったりします。
元々はシナノスイートという名前ではなく「あじぴか」という名前で売り出す予定でした。しかしみかんの品種登録に同じ名前があったことで、シナノスイートという名前になったそうです。
市場ではまれにシナノスウィートと表記されているりんごがありますが、同じ品種です。
味の特徴は?
ふじとつがるという生産量第1位と第2位を親に持つシナノスイート。最初の名前に「あじぴか」という名前をつけようとした所から味には自信があったと伺えます。
味はとても甘く酸味が少ないのが特徴です。ふじもつがるも似たような品種ですので、同じようなタイプになりますね。日本人は酸っぱくなくて甘いリンゴの方が好む傾向があるのでそうなったのでしょう。
しかし食感は柔らかかったりします。ふじもつがるも堅めな食感なのですが、柔らかいのが特徴です。りんごですが、梨のようにシャキシャキとしていて多汁なので私の好みタイプの品種ですね。
Sponsored Link
出荷時期と美味しいシナノスイートの見分け方
シナノスイートは10月中旬から11月頃に出荷されます。ふじよりやや早くつがるよりやや遅い出荷時期ですね。
美味しいりんごの見分け方としてはまずはどのりんごにも言えますが、大きさよりも重く感じるものを選びましょう。
そして色づきがいい品種ですので、きちんと赤くなっているものを選ぶのがコツです。そしてりんごを触ってみると表面がベタベタしているのがあると思います。
「何か綺麗に洗っていないから避けよう」
と思うのは大間違い。
シナノスイートは熟すと表面がロウ物質でベタベタする種類のりんごですので、表面が妙にベタベタしているものは熟している証拠です。率先して選びましょう。
シナノスイートが一番生産している県は?
- 長野県:626ヘクタール(67%)
- 青森県:104ヘクタール(11%)
- 秋田県:70.5ヘクタール(8%)
- 山形県:69.2ヘクタール(7%)
- 福島県:21.7ヘクタール(2%)
名前にシナノとつくわけで、「もしかしたら長野県かな?」と思いましたが予想通りでした。シナノスイートはりんごの作地面積第5位の品種なのですが、上位4つはすべて青森県が一番でしたので、初めて青森以外の県が一番生産しているりんごでした。
まとめ
- シナノスイートはふじとつがるの交配種
- 糖度が高く酸味が少ないのが特徴で果肉は柔らかいタイプのりんご
- 出荷時期は10月中旬-11月
- 一番生産している県は長野県
▶ りんごは皮ごと食べるほうが栄養がある?農薬の心配は?
▶ あなたは柔らかいりんごと固いりんご、どっちがお好みですか?
Sponsored Link
コメントを残す