花冷えの候の読み方と意味、使う時期はいつ?

桜の画像

春になって暖かくなる日も増えてきますが、少しだけ冬がぶり返したのではと思う日もありますよね。そういう日のことを「花冷え」と言います。

この「花冷え」という言葉は時候の挨拶でもよく使われる単語だったりします。

でも春だけれど寒い時期ってちょっと使うの難しいですよね?暖かい日なのに花冷えを使っていいのでしょうか?

今回は花冷えの候はどのような時期に使うべきなのかなどを中心に記事にまとめてみました。

▶ 花冷えの季節という言葉をご存知でしょうか?

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花冷えの候とは

辞書

読み方は

花冷えの候は「はなびえのこう」と読みます。

時候の挨拶は基本音読みで読むのが普通ですが、これは訓読みですね。ただ「花冷え」という単語を知っていれば普通に読めますし、「え」の部分から訓読みで読むということは察する事が出来ると思います。

「花冷の候」だったら私も悩んじゃいますね。

意味は?

花冷えの候は「春ですがまだ少し寒い日も時々ある季節ですね」という意味になります。

単純に「花冷えの季節ですね」でも意味は通じると思います。

使う時期は?

花冷えの候を使う時期は桜の咲く時期(3月下旬-4月中旬)です。

春だけれど寒い日が続く気候ではないと使えないかというとそう言うわけではありません。

花冷えの花は「桜」を表します。その桜が咲く時期に使うのが好ましいですね。

桜が咲く4月上旬とかは夜になるとストーブをつけたいようなつけたくないような微妙な気温の時ってあると思います。

いくら日中が暖かくても夜はまだ寒い時期が多いので花冷えという言葉はちょうど季節感がある言葉だと思います。

桜の咲く時期に関して北海道だと5月になるとかそういうこともありますが、手紙を送る相手の場所を意識して少しずらすのもよいと思います。

まあ基本的には3月下旬-4月中旬までというのが一般的ですが。

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花冷えの候を使った簡単な文例は?

考える男性

手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。

「拝啓 花冷えの候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます」

個人の方に送る手紙で一番無難な手紙の書き出しがこうなります。健康を損ねている人宛でも嫌味に聞こえず、あまり堅苦しくもなく丁度いい書き出しですね。

目上の方相手の場合は堅苦しいぐらいでもいいので「拝啓→謹啓」などに置き換えてもよいと思います。

「拝啓 花冷えの候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと拝察いたしております」

取引先の会社宛に送るビジネスレターの場合はこのような感じになります。「発展」と言う言葉が少し嫌味に聞こえるかなと感じたら「ご発展→ご清祥」に変えるとよいと思います。

まとめ

  • 花冷えの候は「はなびえのこう」と読みます
  • 意味は「春ですが少し寒い日もある季節ですねとなります」
  • 使う時期は桜の咲く3月下旬-4月中旬ぐらいが適しています

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