そういえば、スイカに塩をかけて食べるとどうしてしょっぱくならずに甘く感じるのでしょうか。
当たり前のようにそうして食べていた当時は深く考えずに食べていましたが、考えてみるとどんどん気になってきて不思議に思えてきます。
今回はその不思議について考えてみました。
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スイカに塩をかけると甘くなるのはどうして?
スイカに塩をかけると甘くなる理由は「味の対比効果」によるものと言われています。
それは、2種類以上の味を混ぜた時にどちらかが強く感じられたり、両方の味が強くなる現象のことを言うんだそうです。
この対比効果はどちらかの味が弱い時に起こりやすいということなので、スイカに塩をかけた時に甘く感じるということから考えると、スイカの甘さを引き立てるために塩のしょっぱさを利用しているということになりますね。
恐るべし塩、恐るべし舌といった感じです。
最近は塩アイスや塩キャラメル、塩キャンディーなどといった「塩○○」商品もよく目にするようになりましたが、これらもそういった味の対比効果を狙って開発されたのでしょうか。
どれも塩のしょっぱさを感じず甘くておいしい商品ばかりなのでそうなのかもしれませんね。
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最近はスイカに塩をかけなくなったのはどうして?
スイカに塩をかけなくなったのはスイカの甘さを引き立てる必要がなくなったからということになりますね。
実際に昔のスイカより最近のスイカはそれだけで食べても十分甘く、おいしいく感じます。農家の方も長年品種改良を重ねて頑張ってきたという証拠ですね。
どの時代もスイカに限らず甘いものはより甘く、新鮮なものはより新鮮にと高いレベルを求めるのが消費者というものです。
その期待に応えるべく工夫されてここまでおいしいスイカになったんだと思うとちょっと申し訳ないくらいです。
最近のスイカの糖度はおよそ11度、中には12度や13度といった糖度の高いものも見かけます。ちなみに糖度13度といえばリンゴくらいの甘さになります。
甘くする以外にも塩をかけるメリットはある!
夏は汗をかくのでどうしても塩分が不足しがちになってしまいます。そんな時に食べ物に塩をかけることで塩分を摂取すれば、夏バテ対策としての効果も期待できるでしょう。
暑い夏は味噌汁もちょっとしょっぱくして飲みたくなったりしますが、しょっぱいものをさらにしょっぱくとなると健康面においても抵抗がありますね。
それなら甘いものに塩をかけてさらに甘さを感じながら塩分を摂取するという食べ方の方が手軽でおいしいと感じられるのではないでしょうか。
スイカだけではなく塩○○商品もおいしく口にしながら夏の暑さを乗り切りたいですね。
まとめ
スイカに塩をかけることで甘くなるということに気づかせてくれただけでもありがたいというのに、現在のような甘くておいしいスイカになるまで工夫を重ねてくれた昔の人達はとっても偉大ですね。
これからはそんなことを思いながらスイカを味わってみようと思います。
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