料理番組や料理本で見かける「ポークジンジャー」ってありますよね。見る度に思うのですが、これってしょうが焼きとどう違うのでしょうか?
見た目も味付けもさほど変わらない両者。違いがわかれば料理のレパートリーを増やすことができそうです。
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豚のしょうが焼きとは?
ふつう「しょうが焼き」と聞いてイメージするのは、薄切りの豚肉と玉ねぎをしょうゆ味で炒めた料理ではないでしょうか。
しょうが入りのしょうゆや酒などで下味をつけてから焼くパターンと、肉と玉ねぎを焼いてから味をつけるパターンがありますが、下味をつけてから焼くと肉が硬くなりやすいとか焦げやすいといった意見もあるようで、家庭によって作り方はさまざまです。
おすすめなのは肉に小麦粉や片栗粉をまぶしてから焼くことですね。つけすぎないようにまぶした後は叩くようにして余計な粉を落としてください。
タレがからみやすくなり、とろっと舌にまとわりつく感じがやみつきになりますよ。しょうが焼きは古くから定食屋さんでも親しまれてきたメニューであり、代表的な家庭料理でもあります。
ご飯にもよく合いますし、残ったタレで食べるキャベツやポテトサラダもおいしいですよね。
ポークジンジャーとは?
洋食レストランで見かけたり洋食メニューとして料理本で紹介されているポークジンジャーですが、その多くは豚の厚切り肉で作られています。
また、すりおろした玉ねぎや果物などで甘みを引き立たせる作り方をよく目にしますので、しょうが焼きのしょっぱさがちょっと苦手な方ならこちらの方がお口に合うのかもしれません。
ポークジンジャーはしょうが焼きの和製英語だそうで、そのまま外国の方に言っても伝わらないのだとか。しょうが焼きを洋食として感じてもらうために生み出された名前なのかもしれませんね。
ポークジンジャーを家庭で作る場合は、肉の脂身との境目に包丁で切れ目を入れてから焼くようにしてください。厚切り肉は縮みやすいのでこのひと手間が大切です。
やわらかくするには叩いておくのがおすすめですよ。調理用のハンマーがなければすりこぎ棒や包丁の背を使ってみましょう。
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豚のしょうが焼きとポークジンジャーの違い
どちらも主な味付けはしょうが・しょうゆ・酒などです。そのため、和食っぽく表現するか洋食っぽく表現するかの違いだけであって、どちらも同じ料理ではないかという意見が多いのも納得できます。
ただ、使う肉が違ったりしょっぱさが目立つか甘みを感じるかでも料理の印象や食感が変わるはずです。
また、添える野菜やご飯の盛り付け方、使う食器にも違いが出てくるため、豚のしょうが焼きとポークジンジャーは別メニューとして区別しても良いのではないかと思います。
まとめ
料理は味そのものだけではなく見た目や雰囲気でも大きくイメージを変えるものです。
そのおかげで似たようなメニューも違った気分で楽しむことができ、工夫次第で料理のレパートリーも広げていけるでしょう。
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