ほうれん草が嫌いというお子さんは苦味が気になるという理由をあげますが、甘みがあって美味しいのに!とわたしはいつも残念に感じています。
ほうれん草の苦味の原因は一体何なのでしょうか?美味しい時期のほうれん草を食べたり味付けの工夫次第でも苦手を克服できる道はあります。栄養満点のほうれん草をこの機会に好きになってもらえたら嬉しいです。
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ほうれん草の苦味の原因は「シュウ酸」である
ほうれん草には「シュウ酸」という成分が含まれているのですが、これがほうれん草を食べた時に感じる苦味やえぐみの原因となっています。
そのため、ほうれん草を調理する際は一度下茹でしてから使うようにするといいでしょう。シュウ酸は水溶性なので茹でることで大幅に摂取量を減らすことができるそうです。
しかし成分が水に溶け出すということは茹でた残り湯を他の料理に使い回すべきではないということも覚えておいてください。
野菜炒めや汁物にほうれん草を加えたい時に切ってからぱっと入れたくなる方も多いと思いますが、苦味を抑えるためには面倒でも茹でてから使ってより美味しく仕上げるように心がけましょう。
ほうれん草は冬が旬!甘さも栄養価もパッチリです!
ほうれん草は年中スーパーで売られていますが実は冬が旬であり、寒さに強い野菜なんです。冬のほうれん草はいつもより甘くて美味しいのだとか。
これは冬の寒さに耐えるために野菜自体が糖度を増やして身を守るという働きによるもので、本来0度で氷となる水が糖分を含むことで凍りにくくなり、「凝固点降下」という現象を引き起こしているからなんだそうですよ。
冬に育つ野菜が凍らないで美味しくなるのは野菜自身の努力のたまものということ。これには本当に驚きました。
さらに栄養価も増すそうなのでますます素晴らしいですね。今まで旬かどうかをほとんど気にせず食べていましたが、これからは寒い時期こそほうれん草を手に取ることが増えそうな気がします。
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おひたしの苦味は味付けでもごまかせる
ほうれん草を茹でてもまだちょっと苦味が気になるという方のために、味付けでごまかす方法もご紹介したいと思います。
特にほうれん草の味をダイレクトに感じられるおひたしを例にあげますと、まず代表的なのがマヨネーズ味です。
ほうれん草のおひたしにマヨネーズを加えて和えればお子さんでもかなり食べやすくなりますよ。わたしの場合はさらに一味唐辛子を振りかけてピリ辛味にすることもあります。
他にはしょうゆをめんつゆに変えたり、みりんをプラスする方法もおすすめです。ぜひ一度お試しください。もちろん茹でてから調理することが最も大切なポイントなので忘れないでくださいね。
あとがき
わたしがほうれん草を苦いと感じないのは大人になったからなのかもしれません。
考えてみると子供の頃はあまり好きではありませんでした。世の中のお母さん達がしっかり下茹でする手間を怠らなければほうれん草嫌いの子供もかなり減るのでは?などと思ったりもします。
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