スーパーで売っているほうれん草。花が咲いているまま売られていることは見たことないと思いますが、ほうれん草の花は食べられるのでしょうか?気になりますよね?
今回はほうれん草の花について調べてみました。
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ほうれん草の花には毒があるの?食べたら美味しいの?
ほうれん草は開花前の若い株を食べる野菜なので、花を見る機会はほとんどありませんが、植物なのでもちろん花が咲きます。
ほうれん草は雄株と雌株があり、黄緑色の花を咲かせます。その花には特に毒などがあるわけではなく、食べることもできます。
花を食べる野菜と言えば菜の花がありますが、ほうれん草と菜の花は別の科目の植物であり、菜の花も咲いた花ではなくつぼみの段階のものを食べます。
つまり、花が咲いてしまうとさらに美味しく食べることができないということなのです。もちろん食べても害はありませんが、花芽は粉っぽくて不味いので、食用としては適さないと言えるでしょう。
スーパーでほうれん草の花が咲いている状態で売られていない理由も美味しくないからというわけですね。
何で花が咲いたら美味しくないと言われているの?
ほうれん草は花が咲いてしまうと、栄養が花に取られてしまいます。ほうれん草の食べるところは葉っぱですよね?葉の栄養が花に取られてしまうとどうなるのでしょうか?
栄養が花に取られた葉は固く、繊維質で筋張った感じになり、アクも強くなってしまいます。そんなほうれん草が美味しいわけもなく、花が咲く前に収穫するというわけです。
とうが立つって何?
とうが立ってしまったほうれん草は美味しくないとかいいますが、そもそも「とうが立つ」ってどういう意味なのでしょうか?
「とうが立つ」というのは、葉菜類のほとんどの植物で起こるもので、花をつける茎が伸びて固くなり、食用に適する時期を過ぎたことを言います。
とうが立ち始めたらその日のうちにでも収穫すれば成長は止まるので、味が落ちにくくなります。
しかし、葉物野菜なので収穫してしまうとすぐに葉がしおれてきてしまいますし、「そんなに一度に食べられない」という場合は、収穫して茹でてから冷凍保存すれば、場所もとらずに長持ちします。
▶ ほうれん草の保存方法は?生のままと茹でてから、どちらが日持ちする?
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ほうれん草の花ってどういう条件で咲くの?
ほうれん草は3月~5月の春蒔きと5月~7月の夏蒔き、そして秋冬蒔きがあり、花が咲きやすいのは春蒔きと夏蒔きの時で、とう立ちもしやすいです。
日の長さが12時間~16時間になると、育て始めてから半月ほどで花芽ができます。その後、花茎が伸びて花が咲くのです。春巻きは気温の上昇が早く、それと共にほうれん草もぐんぐんと成長します。
さらに夏蒔きだとさらにとう立ちもしやすいため、ほうれん草を育てるのにはあまり適した季節とは言えません。
一方で、日の長さが短い冬は成長もゆっくりなので、花芽ができてもとう立ちするまでは時間がかかります。家庭菜園などでほうれん草を育てる場合には、寒い時期の方が育てやすいかもしれません。
また、ほうれん草は光にも弱いという性質があるので、夜になっても街灯や家からの光があって明るいと、まだ株が小さくてもとうが立ちやすくなるので注意が必要です。
明りの影響を受けやすいベランダなどで育てる場合は、晩生種などの品種を選べばとう立ちしにくくなるのでおすすめです。
あとがき
家庭菜園とかでうっかり花がさいてしまったほうれん草の処遇をどうしようか迷ってしまう事もあると思いますが、味は落ちてしまいますが食べられます。
ただ家庭菜園でもできるだけ光をあてない。温度が高いときには栽培しないなど工夫をすれば花がなかなかさかないので注意するといいですね。
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