未希ライフというりんごの品種の特徴について

りんごの画像

未希ライフという品種のりんごがあります。

りんごの名前にしては少しおかしな名前だと感じたのではないでしょうか?この未希ライフは少し面白い理由で名前が付けられました。

今回は未希ライフの命名の由来や味の特徴や食べごろの時期などを記事にしていますので是非見ていってください。

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未希ライフとは

切った林檎の画像

未希ライフは「千秋」と「つがる」の交配種で1992年に品種登録されまた早生種のりんごです。

ちなみに「かんき」という品種も同じ「千秋」と「つがる」を親にもつ品種だったりします。

命名の由来

未希ライフの育成者である工藤清一さんは、1986年のNHK大河ドラマ「いのち」のリンゴ栽培の演技指導に協力をした事がありました。

その時の名残というのでしょうか?主人公であった高原未希の「未希」とドラマのタイトル「いのち」を取って「未希ライフ」という名前をつけたそうです。

味の特徴

未希ライフはほどよい糖度と酸味のバランスが取れた味の特徴を持っています。

今の流行のりんごの味の特徴は、「糖度が高くて酸味が少ない」なので少し流行からは外れているりんごと言えるでしょう。

しかし「糖度と酸味のバランスこそりんごの美味しさ」と考える人も少なくありません。そういう人にとっては未希ライフのようなりんごは大好物の味と言えるでしょう。

果肉はやや堅くきめも少し荒いタイプのりんごです。りんごといえば「ふじ」ですが、ふじよりも柔らかくて、酸味が少しあるタイプのりんごと思えば大体想像がつくのではないでしょうか?

美味しい未希ライフの見分け方

基本は着色に注目しましょう。赤いほど熟していると判断していいです。売っている未希ライフが赤い色がムラがあると感じた時はりんごのお尻の色をチェックしましょう。色が黄色い色ほど熟していて、青いのは未熟だと判断しましょう。

色の判別が終わったら重さのチェックです。大きいほど良いというわけではありません。未希ライフは小ぶりのりんごなので(250-300g)小さいりんごに感じてしまうと思います。

「小さいけれど、何かこのりんごは見かけよりも重いな」

と感じるりんごこそ当たりのりんごだったりします。理由は重いぶん果汁が詰まっているというわけなので、是非重いりんごを探してみてください。

出荷時期と保存期間

未希ライフは早生種なので他のりんごよりも市場に早く出回ります。8月下旬から9月上旬頃には市場に出回っています。

保存期間に関しては出荷時期がまだ暑い時期ということで常温で保存してしまうと鮮度が落ちてしまうので気をつけましょう。冷暗所や野菜室などで保存することが好ましいです。2週間程度はもちますので、そのぐらいまでには食べましょう。

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未希ライフを一番多く生産している県は?

ランキング

  1. 青森県:88.3ヘクタール(96%)
  2. 山形県:1.4ヘクタール(2%)
  3. 北海道:1.2ヘクタール(1%)
  4. 福島県:1.1ヘクタール(1%)

未希ライフはほとんどが青森県で生産されていることがわかります。そしてトレンドの味の特徴ではないせいか、あまり多く出回っていないのが現状だと言えます。りんごの生産量の中で0.1%程度しかシェアしていないというのが現状です。

まとめ

トレンドのりんごではないかもしれません。しかしりんごは甘いだけではなく甘さと酸味のバランスこそ美味しいと思う方も多くいます。

資本主義の社会は多数こそ正義という世の中ですが、少数の人が好む味を絶やしてしまうとどれも同じような味のりんごの品種ばかりになってしまい、それはやがて「りんご離れ」に繋がると思います。

私は未希ライフを見かけたら是非味を楽しみたいと考えています。

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