葉を摘んでも翌日にはもう新しい葉が生えているという「あしたば」。
本当に新しい葉っぱが生えてくるわけではありませんが、それほど生命力が強い植物であることは確かです。古くから不老長寿の薬草として扱われてきました。
非常に栄養価が高く、健康や美容を維持していくために摂り入れていきたい野菜です。でも、問題はあの独特な苦味。あしたばの苦味は、他の苦い野菜とは比べものにならないレベルですよね。
ここでは、あしたばの苦味をおさえる方法をご紹介したいと思います。
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あしたばが苦い原因は?
あしたばといえば独特の苦味!クセになる人も多い
あしたばの特徴は他の野菜にはない独特な苦味です。この苦味が嫌われがちですが、クセになる美味しさという方も多いです。
苦い=美味しくないというわけではないですよね。山菜の苦味やブラックコーヒーの苦味など、美味しい苦味はたくさん存在します。
あしたばの茎を切ると黄色い汁が出てきます。これはあしたばのポリフェノールである「カルコン」という成分です。
とても苦い汁なのですが、このカルコンにこそあしたばの効能が詰まっているのです。
胃酸の分泌を抑えて胃の状態を整えたり、高血圧予防、がん予防、血液をサラサラにする効果など様々な健康効果があるとして注目されています。
さらにダイエット効果、むくみ予防効果など、美容面からもメリット満載です。毎日の食事に積極的に取り入れていきたい食材ですね。
あしたばの苦味が嫌いな人もやはり多い!
「良薬は口に苦し」と言うように、健康効果抜群のあしたばはとても苦いです。だから体に良いとわかっていてもなかなか食べる気になれない方は多いでしょう。
あしたばの苦味はとても強く、渋みもあります。食べた後も口の中に何とも言えない苦味が残りますよね。特にお子様には苦い野菜として嫌われているでしょう。
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あしたばの苦味を抑える調理法は?
天ぷら
苦味があるため、なかなか食卓に並ぶことがないあしたばですが、苦味を抑えるコツを知れば美味しくいただくことができるでしょう。
あしたばの苦味をおさえるために効果的なのは、「加熱」する調理方法です。
下茹でしたり、炒めたり、揚げたりして加熱することで苦味が和らぎます。
あしたばの優れた栄養価である「カルコン」は熱を加えても効果が失われないというメリットがあります。だから加熱した場合でも、あしたばの効能をしっかり得ることができるでしょう。
また、「油でコーティング」する調理方法も効果的です。
バター、ごま油、マヨネーズなどの油が苦味成分をコーティングしてくれるので、苦味が抑えられるのです。
あしたばを加熱し、油でコーティングするおすすめレシピは「天ぷら」です。苦味がおさえられて、さらにサクサクの食感になることで美味しくいただくことができるでしょう。
あしたばの天ぷらは1分前後揚げるだけでOKなので時短レシピとしてもおすすめです。
チャーハン
あしたばのおすすめレシピ2つ目は「チャーハン」です。あしたばをチャーハンにする時におすすめの油はごま油です。
あしたばと豚肉を小さく刻み、ごま油で炒めます。あとはお好みの具材と一緒にチャーハンにしましょう。
あしたばは豚肉などのタンパク質と合わせることでも苦みが抑えられる効果もあります。
この調理方法だと、たくさんのあしたばを入れても苦味が気にならないのでおすすめです。お子様も喜んで食べてくれるかもしれませんね。
明日葉の苦味とオススメレシピまとめ
嬉しい効能がたくさんあるアシタバですが、強烈な苦味を持つことから敬遠されがちな野菜です。
その苦味が大好きという方もいますが、お子様をはじめ多くの方が苦手でしょう。そんなあしたばは、苦味をやわらげる工夫をして調理しましょう。
おすすめは天ぷらとチャーハンです。その他、加熱と油コーティングをした調理方法を試してみてくださいね。
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