ほうれん草と小松菜、いんげんときぬさやなど、似ている野菜って多いですよね。
見た目も味も似ていることが多いです。あしたばと似ている野菜といえばモロヘイヤです。
あしたばとモロヘイヤの違いは何か答えることができますか?簡単な見分け方についてご説明したいと思います。
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あしたばとは
あしたばは、セリ科シシウド属の野菜です。日本が原産で、房総半島から紀伊半島と伊豆諸島などに自生することで知られています。
「今日摘んでも明日、すぐにまた生えてくる」ということから名前がつけられたほど、非常に生命力が強い植物です。昔から万能薬として重宝されてきました。
独特の苦味と渋みがあるのが特徴です。天ぷらにしたり炒め物にして食べることが多いです。
モロヘイヤとは
モロヘイヤは、アオイ科ツナソ属の野菜です。アメリカ原産ですが、現在は日本各地で栽培されています。特に生産量が多いのは群馬県です。
栄養価が高いことから「野菜の王様」と呼ばれることもあるほどたくさんの効能があります。健康野菜として知られています。
刻んだり茹でると、オクラのような粘りが出るのが特徴です。お浸しにしたり酢の物にして食べることが多いです。
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あしたばとモロヘイヤの違いを調べる!
見た目は?
葉っぱの形は大きさが似ているあしたばとモロヘイヤですが、よく見ると見た目の違いを見つけられます。
あしたばの葉は複葉というタイプです。1枚の葉が複数に分かれているのです。あしたばの1本の茎には9枚もの葉っぱがついています。
一方もろへいやの特徴は全ての葉に「細いひげ」がついていることです。葉っぱ1枚1枚に赤いひげがついています。これがモロヘイヤを見分ける一番のポイントです。
味は?
見た目は似ているあしたばとモロヘイヤですが、最大の違いは味です。
あしたばは食べてすぐに苦味を感じます。かなり強い苦味なので、すぐにあしたばだとわかるでしょう。独特の渋みもあります。
一方モロヘイヤには、あしたばのような強い苦味はありません。若干青臭さがありますが、全体的にクセのない味です。
栄養価は?
あしたばは栄養価の高い緑黄色野菜です。ミネラルとビタミン、そして食物繊維を豊富に含んでおり、高血圧予防、便秘防止、デトックス効果、抗酸化効果などがあります。
江戸時代から万能薬として使われてきた薬草でもあります。
モロヘイヤもあしたば同様に栄養価の高い緑黄色野菜です。免疫力アップ、高血圧予防、高血圧予防、疲労回復などもあります。
また、モロヘイヤの粘り成分には、水溶性の植物繊維が多く含まれています。コレステロールを下げたり、腸内環境を整える効果があります。便秘解消やポッコリお腹対策にもなりますね。
調理方法の違い
あしたばはとても苦味が強いため、苦味をおさえるための調理方法を使った料理が多いです。天ぷらにしたり、炒めものにすることが多いです。
そのままの味を楽しむというよりも、その味を消しながら味わう感じですね。
一方、モロヘイヤはあまり苦味を感じないのでそのままでも食べることができます。
モロヘイヤの味はあまり特徴がないのですが、オクラやめかぶのようなネバネバがあります。茹でたり切ったりすることで粘りが出てくるのです。
モロヘイヤをさっと茹でた後に、お浸しにしたり酢の物にして食べるのが一般的です。
明日葉とモロヘイヤの違いまとめ
あしたばとモロヘイヤはどちらも栄養価が高い緑黄色野菜です。
葉っぱなどの外見が似ているところ、昔から万能薬草として使われてきたことなど共通点が多いのですが、最大の違いは味です。
あしたばは他の葉物野菜にはない強い苦味があります。一方もモロヘイヤはオクタやめかぶなどのようなネバネバ感があるのが特徴です。
この味の違いによって、調理方法も違いますね。また、それぞれの葉っぱに特徴があるので、見た目で見分けることも可能です。
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