りんごの品種で王林という種類があります。あまり市場に出回っていることを見かけないかもしれませんが、どういう特徴があるのでしょうか?
今回は王林について調べてみました。
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王林の特徴は?
「デリシャスゴールド」と「印度」の交配品種で1952年に王林と命名されました。品種の生産量として「ふじ」や「つがる」に次ぐ第3位で、青りんごの大半は王林だったりします。
青いリンゴって赤いリンゴに比べると酸味が強そうな印象を色からすると思いますが、実はそんなことはありません。甘味はふじよりも僅かに少ないですが、酸味が少ない為ふじよりも甘く感じる人もいます。
そして王林の特徴といえば食感です。りんごの中では柔らかく梨に近い感じでシャキシャキとした食感を楽しむ事ができます。
実は私は梨の方がりんごよりも好きです。ジューシーな果汁と食感が主な理由ですが、王林はりんごの中では一番好きで、スーパーで見かけたら真っ先に買ってしまう品種だったりします。
美味しい王林の選び方
「りんごを買う時に見た目で選びませんか?」
表面に傷がないものや色や艶などを気にすると思います。しかし私が王林を買う時はサビや果点が目立つものをあえて選びます。
王林という品種はサビが出やすい種類のりんごです。サビとは表面に茶色いヒビ状のようなものの事を言います。表面に変な跡みたいなのがついているので、一般的に避けられる傾向があります。
市場でもやはり見た目が良くないということで、値落ちしたり敬遠されたりしますが、実はサビがある王林の方が甘かったりします。
果点とはりんごの表面に粒のような点の事を言います。これも目立つほうが甘くて美味しいとされていたりします。
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王林はどこの県が生産量が多いの?
りんごと言えば青森県で、実際生産量1位のふじや2位のつがるは青森県が圧倒的な生産量を誇っていました。3位の王林はどこの県が一番多く生産しているのでしょうか?
- 青森県:4万3,000トン(80%)
- 長野県:3,030トン(6%)
- 岩手県:2,650トン(5%)
- 山形県:1,950トン(4%)
- 秋田県:1,610トン(3%)
王林は圧倒的に青森県が生産量が多いことがわかりました。やはりりんごといえば青森というのは確固たる事実ということなのでしょう。
まとめ
- 王林とは青りんごの中では生産量1位(りんご全体では3位)の品種である
- ふじやつがるに比べて酸味が少なく食感が軽い為、梨のようにシャキシャキとしている
- 皮の表面に果点やサビが入ることが多く見た目が悪いが味には無関係
- 生産量は王林の80%が青森県で生産している
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