生食だけでなく、お菓子やジャムと世界中で親しまれているりんご。
白い色合いの果肉が特徴的ですが、なんと赤い果肉のりんごがある事をご存知でしょうか?
今回は
【果肉の赤いりんごは本当にあるのか⁉】という事に触れてみたいと思います。
Sponsored Link
りんごの果肉が赤い品種があるって本当?その原因は?
りんごの果肉と言えば「白」や「黄色がかった白」が一般的ですよね。多くの方に聞いても、そのように答えるりんごの果肉が「赤くなっている」品種があるのです。
でも、皮が赤い事はあっても果肉が赤くなるのか不思議ですよね。それには驚くべき理由があるのです。
リンゴには「アントシアニン」という成分が含まれているのです。一般的にりんごは赤い皮のりんごと緑や黄色の皮の青りんごという2種類に分類されます。
赤い皮のりんごにはアントシアニンが含まれていますが、青りんごにはアントシアニンは含まれていません。
このアントシアンは皮のだけでなく、果肉部分にも含まれているのです。ほとんど品種は皮だけが赤くなるのですが、果肉部分も赤くなる品種もあるのです。
Sponsored Link
りんごの果肉が赤い品種はこれだ!
なかの真紅
なかの真紅は皮がとても濃厚な赤い色合いで、果肉は種を中心とする部位が白く周りは鮮やかな赤い色合いの品種です。
糖度は14~15度と非常に高く、酸味が抑えられており、人気の高い品種です。甘みだけでなく、シャリッとした食感も楽しむ事ができます。
ムーンルージュ
ムーンルージュールは皮が黄色で果肉は鮮やかな桃色や薄赤色となっています。
糖度は14~15度と高い糖度が含まれていますが、酸味も程よくありバランスが整った甘酸っぱさを楽しむ事ができます。
炎舞
炎舞は糖度が13~14度で酸味とのバランスが整った品種です。1個の重量が350~400g程と大きいサイズの品種です。
外皮は濃厚な赤い色で、果肉は鮮やかな薄赤色となっています。
大きさが魅力の一つとなっていますが、大きくなり過ぎると着色が不安定になってしまう事があります。
いろどり
いろどりは糖度が14度程でシャキシャキとした食感が魅力の一つです。外皮は濃厚な赤色で、果肉も濃厚な赤色。
酸味が抑えめな品種となっており、幅広い世代から高い人気となっています。
なかののきらめき
なかののきらめきは黄色の外皮で果肉は赤色。果肉が赤くなると、外皮がオレンジ色になるのが特徴的で糖度は14度程。
果肉が赤色になる品種の中では、特に酸味が強い品種となっており加工品として人気のある品種です。
果肉が赤いリンゴは珍しい贈答用などにも用いられる
果肉が赤いりんごは見た目にも美しいので、スイーツにもピッタリな品種です。しかし、これらの品種は希少性が高く、一般的に販売されていません。
頂き物で巡り合えたら幸運とも言える品種ですね。
あとがき
果肉が赤くなる理由はりんごが本来持っているアントシアニンというポリフェノールによるものです。
果肉が赤い品種は多くありますが、一般的に販売されていないので出会えたら、果肉の白い品種と食べ比べを行ってみるのも楽しみですよね。
▶ りんごの種には毒があるというのは本当?どうやって食べたら安全?
▶ りんごの皮には栄養があるの?農薬が心配…その真相とは?
▶ あなたは柔らかいりんごと硬いりんご、どっちがお好みですか?
▶ りんごの種類一覧。甘くて美味しい品種の選び方
Sponsored Link
コメントを残す