「小寒の候という時候の挨拶の使い方が知りたい」
この記事を読んでくれる人はこのようなことを思っていると思います。昨今では手紙を書く習慣も薄れてしまい、いざ書こうとなると書き方に悩んでしまうのもよくわかります。
手紙の書き出しで最初に考えることと言えば「どんな時候の挨拶を使おうか」ということだと思います。その季節にあった、とても素敵な言葉を探したいものですね。
しかし「その季節にあった」というのが意外と難しかったりします。例えば「立冬の候」冬という漢字が入っているから12月・1月・2月に使うのかと言えば違います。
正解は11月上旬~下旬に使うのが適していたりします。
このように時候の挨拶の時期はなんとなくで選んでしまうと失敗する恐れがあるので注意しましょう。
今回は小寒の候という言葉についてまとめてみました。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめSponsored Link
小寒の候とは
読み方は
小寒の候は「しょうかんのこう」と読みます
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、普通の音読みを意識すれば読むことは難しくない漢字ですね。
候に関しても音読みで読みましょう。そうろうと読まないように気をつけましょう。
意味は?
小寒の候は「日増しに寒さが厳しくなってくる季節になりました」という意味になります。
一年で最も寒い時期は二十四節気で「大寒」の時期と言われています。その前の節気である「小寒」も寒い時期だと思います。
使う時期は?
小寒の候は小寒(1/5)から大寒の前日(1/19)まで使うのが適している言葉です。
二十四節気の「小寒」の期間に使える言葉ですのでその時期を覚えておけば簡単ですね。
しかし、二十四節気とは毎年変動するのできちんと確認しておかないと一日前後ズレてしまいます。
2017年の小寒は1/5からで次の二十四節気の大寒は1/20ということを覚えておきましょう。
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小寒の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しは「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」となっています。
頭語は結語と対でつかうので下図で確認しておきましょう。
安否を気遣う言葉は相手の状況を考えて差し障りのない言葉を選ぶのが重要となります。病気がちな人にお元気そうで何よりですなどという言葉を用いるのは間違っていますね。
- 拝啓 小寒の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます
- 謹啓 小寒の候、貴社にはますますのご発展のことと大慶至極に存じます
- 拝呈 小寒の候、皆様にはいよいよご清祥のことと拝察いたしております
まとめ
- 小寒の候は「しょうかんのこう」と読みます
- 「日増しに寒さが厳しくなってきた季節ですね」という意味になります
- 使う時期は小寒(1/5)から大寒の前日(1/19)となります
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