「寒風の候という時候の挨拶はどうやって使う?」
手紙のマナーとしてちょっとむずかしく感じてしまう、時候の挨拶。変な言葉を使って送り先に不審に思われないように気をつけたい所だと思います。
しかし時候の挨拶は「適した時期」に使えば大丈夫なのであまり気負う必要はありません。
今回は寒風の候という言葉についてまとめてみました。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめSponsored Link
寒風の候とは
読み方は
寒風の候とは「かんぷうのこう」と読みます。
「さむかぜ」とも読めますので、間違えてしまうこともあると思いますが、基本的に時候の挨拶は音読みで読むようにしましょう。
候も一般的な音読みである「コウ」と読めば間違えません。
意味は?
寒風の候は「冬の寒い風が身に染みる季節になりました」という意味になります。
単純に「寒い風邪の季節になりました」でも間違えではありません。ただそれだと少し味気ないのでアレンジした次第です。
使う時期は?
寒風の候は1月中に使うのが適している時候の挨拶です。
「寒い風が吹く時期はいつだろう」
と考えると可能性があるのは11月~2月ぐらいまでを想像してしまいますよね?秋でも「冷」とつく時候の挨拶はありますし・・・。
12月でも良さそうな気がするのですが、やはり一番寒い月といえば1月だと思います。その時期に使うのが適しています。
ただこのへんは裁量次第なのですが、2月になっても立春の前日までは使ってもいいと思います。
2月3日の立春の前日までは大寒という1年で最も寒い時期と言われる期間だと思われるので、そのあたりまで使っても大丈夫でしょう。
「暖冬の時は使わない方がいいの?」
気候的に暖かい冬というのもあると思います。ただいくら暖かい冬と言っても沖縄でもない限り20℃を超える日はないと思います。
いくら暖冬と言っても例年に比べたら寒くないだけで実際寒いことには変わらないという時期が1月なので暖冬でも私はあまり気にせずに使う時候の挨拶です。
半袖で過ごせるぐらいの冬が仮にあったとしたら・・・寒風の候は使わないようにしますが、そんな冬は多分こないかなと思いますので。
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寒風の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」となっています。
頭語は結語と対で使うので下記のどれかを使うと好ましいと思います。
安否を気遣う言葉に関しては相手先の状況を意識した言葉を選ぶのが重要です。健康を損ねている人に「元気そうですね」などの言葉を使わないように心がけましょう。
- 拝啓 寒風の候、○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます
- 拝呈 寒風の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます
- 謹啓 寒風の候、皆様にはいよいよご清祥のことと拝察いたしております
まとめ
- 寒風の候は「かんぷうのこう」と読みます
- 冬の寒さが身にしみる季節になりましたという意味になります
- 使う時期は1月中、遅くても立春の前日(2/3)までが目安です
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめ
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