「仲冬の候という時候の挨拶の使い方は?」
手紙やビジネスレターで使われる言葉、それが時候の挨拶ですね。
しかし日常会話では全く使われない言葉ですし、手紙などを書かない人にとっては馴染みがない言葉でもあります。
どういう風に使えばいいか悩んでしまう人もいると思いますが大事なところさえおさえておけばそんなに難しく考える必要はありません。
何が大事か?それは「使う時期を間違えないこと」だと思います。
春に「仲冬の候」を使う人はいないと思いますが、冬全体に使える言葉でもありません。
今回は「いつ使えばいいか?」ということに焦点をあてつつ、仲冬の候で気になる情報をまとめてみました。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめSponsored Link
仲冬の候とは
読み方は
仲冬の候は「ちゅうとうのこう」と読みます。
普通に読める音読みですので間違える人は少ないと思います。仲冬の候にかぎらず多くの時候の挨拶は音読みで読めば失敗しないことを覚えておくと良いと思います。
意味は
仲冬の候は「冬の中頃の季節になりました」という意味になります。
「初冬」「仲冬」「晩冬」と冬は3つに分けることができます。その丁度真ん中なのが「仲冬」ですね。
使う時期は
仲冬の候は二十四節気の大雪(12/7)から小寒の前日(1/4)までの時期に使う言葉です。
先ほど冬は3つに分けられると言いました。実際どのように分けるかというと・・・
- 初冬:立冬~大雪の前日まで(11/7-12/6)
- 仲冬:大雪~小寒の前日まで(12/7-1/4)
- 晩冬:小寒~立春の前日まで(1/4-2/3)
となっています。二十四節気は毎年変動するのでこれはあくまで2016-2017の話ですが。
「冬は12月・1月・2月だから真ん中の1月いっぱい使える言葉だと思った」
こう思っている人少なからずいると思います。しかし暦上で冬の始まりである立冬は11/7ですし、冬の終わりである立春の前日は2/3だったりします。
今と少し季節感がズレている事に注意しなければいけないですね。
仲冬の候を1月に使える言葉だと思っていた人は別の時候の挨拶を探しましょう。1月に使える言葉をまとめた記事をリンクしておきますので参考にしてみてください。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめSponsored Link
仲冬の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しは「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」となっています。
- 拝呈 仲冬の候、○○様におかれましてはますますのご活躍のことと拝察いたしております
- 謹啓 仲冬の候、貴社にはいよいよご清栄のことと存じます
まとめ
- 仲冬の候は「ちゅうとうのこう」と読みます
- 冬の中頃の季節になりましたという意味です
- 使う時期は大雪~小寒の前日(12/7-1/7)となります
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめ
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