「鰆の刺し身を食べたらアニサキスが原因でお腹が痛くなった」
最近はスーパーなどでも寄生虫のアニサキスに注意みたいな紙が貼られていたりしますよね。私の近くの西友にもそのような張り紙がされていて、ちょっと怖いなと思ってしまいます。
今回の主役である鰆もアニサキスが寄生している可能性がかなりある魚だったりします。鰆の刺し身でどのような事に注意すればいいでしょうか?まとめてみました。
鰆の刺し身ってあまり市場に出回っていないワケとは
「そもそもスーパーに鰆の刺し身ってあまり見かけませんよね?何故?」
答えは簡単で寄生虫のアニサキスが怖いからです。
鰆ってサバ科の魚ですので、サバと同じようにアニサキスに寄生されている可能性が高い魚だったりします。
サバも鰆もそもそも刺し身で食べるととても美味しい魚です。
ですがアニサキスが原因で消費者がお腹を壊したなどの事が起こったらそのスーパーはどうなってしまうでしょうか?責任問題に発展しちゃいますよね?
そういう危険性から鰆の刺し身はあまりスーパーで売られていないわけです。
釣ってきた鰆を刺し身で食べる時に特に寄生虫に注意!
スーパーなどは寄生虫が怖くてあまり鰆の刺し身は出回っていません。お寿司屋さんなどでは刺し身や寿司として食べられますが、プロが処理しているので安全でしょう。
一番怖いのは釣りが趣味な人で鰆を釣ってきて刺し身で食べた場合です。
「新鮮だから大丈夫」「鮮度が高い刺し身なら寄生虫の心配がない」
という間違った知識の為に寄生虫でお腹を壊して苦しむという話がよく聞かれます。アニサキスって鮮度が高いと大丈夫というわけではないんですよね。
釣った後まだ生きているうちに適切な処理をすれば大丈夫なだけです。
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鰆のアニサキス対策はどうすればいいの?
釣った時点できちんと鰆の処理をする
「鮮度が高い鰆なら大丈夫」
そもそも何故そのようなことが言われるのでしょうか?答えは簡単です。
アニサキスは内蔵に寄生しています。しかし魚が死ぬと内蔵から身の方に移動していきます。つまり釣った後すぐにしめて内蔵を綺麗に取り除けばアニサキスの寄生の心配はほとんどなくなるそうです。
釣った時点で血抜きだけではなく、きちんと内臓の処理までしておけばアニサキスの危険性は格段と下がるでしょう。
加熱処理すればアニサキスは大丈夫
「鰆が食べるのが怖くなった」
アニサキスが怖くてお魚を食べるのが不安になってしまいますが、加熱さえすればアニサキスは大丈夫です。
刺し身など生で食べなければアニサキスによる危険はありません。
冷凍保存すればアニサキスは大丈夫は嘘
「アニサキスは冷凍すれば死滅するから大丈夫」
これって大きな間違えだったりします。正確には冷凍することでアニサキスは死滅するというのは事実ですが、家庭用の冷凍庫では無理だったりします。
-20度48時間でアニサキスは死滅すると言われていますが、家庭用の冷蔵庫は-10℃~-25℃程度の温度だと言われています。
高性能の冷凍効果をもった冷蔵庫ならアニサキスを死滅する温度まで下げることが出来ますが、普通の冷蔵庫だと難しいかもしれません。
食べる時によく噛めば大丈夫は嘘
「よく噛んで食べればアニサキスの危険は減る」
とよくネット上でも言われていますが、それを過信するのは危険です。よく噛んで食べてもアニサキスを噛みちぎる事はできずに生きたまま飲み込んでしまう可能性は結構あります。
アニサキスによる危険度は少しは下げる効果がありますが、それに期待するのは怖いですよね。
まとめ
鰆の刺し身は寄生虫の危険があります。きちんとした処理をして食べれば危険は回避できるので気をつけながら食べましょう。
鰆の刺し身ってあまり出回っていませんが、かなり美味しいですよ。寄生虫の危険は少し怖いですが一度は食べたほうが良い刺し身です。
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