「穀雨の候っていつぐらいの時期に使うの?」
時候の挨拶で一番難しいのは使う時期だと思います。ただほとんどの時候の挨拶では季節にちなんだ言葉だったりするので大体の予想はできるのですが、穀雨って知らない人は知らない単語だと思います。
雨のイメージだと6月。穀物のイメージだと9月だったり私はするので一体いつなんだろうか?と思ってしまう人いると思います。
今回はこの穀雨の候という言葉にかんしていつ使うのか?どんな意味があるのかなどを調べてみました。
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穀雨の候とは
読み方は?
穀雨の候は「こくうのこう」と読みます。
「穀」も「雨」も普通に読める音読みで読めば問題ないのでよほどひねろうとしない限り間違えない読み方だと思います。
意味は?
穀雨の候は「穀物を育てる雨が降り始める季節になりました」と言う意味になります。
穀雨とは二十四節気の一つで清明の後、立夏の前の節気のことを言います。
何故穀雨と呼ぶかと呼ぶと春の雨が百穀を潤すということから呼ばれていて、ちょうどのこの時期が田畑の種まきの好期を迎えます。
ただこの時期別段雨が多いというわけではなく、この時期から日本は降雨量が増えてくるそうです。
使う時期は?
穀雨の候は2017年は4月20日から5月4日まで使うのが適している言葉です。
意味の部分でも説明しましたが、穀雨は二十四節気の一つです。この期間に使うのが適していて2017年はは4月20日から5月4日までとなっています。
二十四節気は毎年1日前後変動するので来年も同じ日まで使えるというものではありませんが、2017年はこのようになっていると覚えておきましょう。
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穀雨の候を使った簡単な例文は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。このルールに沿って使っていけば大抵間違ったことにはならないと思います。
「拝啓 穀雨の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます」
個人宛に送る手紙の書き出しはこのような感じが一番無難だと思います。安否を気遣う言葉の部分は私は相手によって少し選びます。
基本的に無難なものを使いますが、「ご活躍のことと」「お元気でお過ごしのことと」などもよく使います。ただ使うのにふさわしくない相手に使わないように気をつけましょう。
あとは頭語の部分も少し気をつけます。目上の人はできるだけ「拝啓」「拝呈」などの言葉は使わずに「謹啓」「謹呈」などの相手を敬う意味のある頭語の方を選びます。
「拝啓 穀雨の候、貴社におかれましてはますますご清祥のことと存じます」
取引先の会社宛に送る場合の無難な手紙の書き出しは上記のようになります。
基本的に手紙の書き出しは間違った使い方をしない限りそこまで神経質になる必要はないと思います。注意することは下記の点なので気に留めておきましょう。
- 「拝啓」と「謹啓」の使い分け
- 適切な時期の時候の挨拶
- その相手に相応しい安否を気遣う言葉
まとめ
- 穀雨の候は「こくうのこう」と読みます
- 意味は「穀物を育てる雨が降り始める季節になりました」となります
- 使う時期は2017年は4月20日から5月4日までです
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