「清明の候っていつ使う言葉?」
手紙を書く時にこの時候の挨拶は今の時期に使っていいのかな?と不安になって検索してしまう人もいると思います。
気になった事を調べる事は本当に大事だと思います。私なんかは「だいたいこの時期に使う言葉だろう」と予想して使ってしまい、あとになって調べると間違った時期に使っていたなんてことが新入社員の頃はありました。
意外と自分の思っていることと真実って違ったりするもので少しでも「あれ?」と思ったら調べるクセをつけると失敗をすることも少なくなります。
今回は清明の候という時候の挨拶の意味、使う時期、簡単な文例を紹介したいと思います。
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清明の候とは
読み方は
清明の候は「せいめいのこう」と読みます。
普通に読める漢字なので無理な読み方をしない限りは間違えることは少ないですね。
意味は
清明の候とは「草木が芽吹き清々しい季節になりました」と言う意味があります。
清明とは清浄明潔の略で草木が芽吹き、その植物が何なのかわかるようになる時期の事を言います。
春先はまだ芽も小さく何の植物だろうとわからないですが、段々育ってくると「この芽は○○だったんだ」と分かるようになる。そんな時期に使うのが適している言葉みたいです。
使う時期はいつ?
清明の候は2017年は4月4日から4月19日まで使うのが適している言葉です。
清明って二十四節気の一つなんです。前の節気が皆さんしっている「春分」で後ろの節気は「穀雨」になります。この清明の期間のみ使うことが可能な時候な言葉なので覚えておくといいでしょう。
また二十四節気は毎年変動します。あくまで2017年は4月4日から4月19日までということを覚えておきましょう。1日前後毎年変動します。
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清明の候を使った簡単な例文は?
手紙の書き出しの基本はご存知でしょうか?「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」となっています。これは覚えておくといいと思います。
「拝啓 清明の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます」
個人宛に送る場合の手紙はこのような書き出しが基本だと思います。私も手紙を貰いますが、結構このパターン多いですね。「拝啓+時候の挨拶+ますますご清祥のことと存じます」と言う流れです。
でも親しい人に「ご清祥のことと存じます」とか少し堅苦しいと感じる人もいると思いますし、私はあまりこの言葉を個人宛の手紙には使いません。
単純に皆使うから嫌という捻くれた性格なのが原因かもしれませんが、手紙なので少しぐらい自分の個性とかを記しておきたいと思うからだと思います。
「拝啓 清明の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます」
こっちのほうが意味がわかりやすいですし親しみがあると思います。
また逆に目上の人に送る場合は砕けた安否を気遣う言葉よりも堅い方が合いますし、頭語も拝啓ではなく「謹啓」「謹呈」という目上の相手に使う言葉を選びましょう。
まとめ
- 清明の候は「せいめいのこう」と読みます
- 「草木が芽吹き清々しい季節になりました」という意味になります
- 使う時期は4月4日から4月19日の間となります
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