長芋をすった時に赤や茶色に変色してしまうことがありますが、本当なら真っ白い長芋のまま食べたかったのに…とがっかりしませんか?
変色していると傷んでしまったようでいまいち美味しそうにも見えません。今回はそんな長芋の変色の理由とそれを防ぐ方法をまとめてみます。
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長芋が変色してしまう理由とは?
長芋にはりんごと同じようにポリフェノールが含まれています。それが酸素に触れて酸化すると変色してしまうんです。まさにりんごと一緒ですね。
変色は時によって赤っぽかったり茶色っぽかったりします。また、変色のタイミングも一定ではなく、すぐになる時もあればそうじゃない時も。
いずれにせよ見た目は残念になってしまいますが食べる分には問題ありません。しょうゆ、だし汁、ポン酢などを加えて色をごまかして食べるとあまり気にならなくなりますよ。
どうしても気になるようなら長芋チヂミにしたりお好み焼きのつなぎなどに使うといいですね。
わたしはとろろにしょうゆをたっぷり入れて食べるのでたとえ変色してもそれほど気にしていません。家族にはあらかじめしょうゆを加えて混ぜた状態で食卓に出すようにしています。
長芋の変色を防ぐ方法とは?
すった時の長芋の変色を防ぐには大きく分けて3つの方法があります。
1つ目は長芋の皮を剥いたら酢水に浸して5分ほど置き、その後ですりおろすという方法です。この方法は気になるぬめりも軽減してくれるのですりおろしくなるメリットもあります。
ただ、長芋の中までしっかり酢水が入り込むことは難しいので万全とは言えない気がします。
2つ目の方法はすりおろした長芋に酢を数滴加えてなじませるということです。この方法はわたしもやったことがありますが手軽なのでおすすめです。
どちらの方法も酢を入れすぎると味が変わってしまうのでご注意ください。3つ目の方法はプラスチック製の調理器具ですりおろすということです。
金属のおろし金ですりおろすと酸化を促進してしまうのだそう。金属の方がおろす時に力が入れやすくて気持ちいいのですが、変色を防ぐためには仕方がありませんね。
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食べるのは止めておいた方がいい状態って?
長芋は非常に日持ちのいい食材ですが、カットした状態で販売されているものは日にちが経つにつれて断面が茶色っぽく変色してきます。
この部分だけ切り取って食べることもできますが、一部ではなく全体的に変色が見られるようであれば食べない方がいいでしょう。
また、鮮度が落ちた長芋はしなびてくるので断面のみずみずしさをチェックする習慣をつけておくと良さそうです。
断面にカビが生える、どろどろしている箇所ができる、異臭がしているなどという時は食べるのを控えましょう。
あとがき
長芋のポリフェノールは先端部分に多く含まれるため、カットされた長芋を買う際は真ん中あたりを選んで購入すると変色予防にも繋がります。
わたしは先端部分の方が皮を残して楽にすりおろせるのでむしろそちらばかり購入していました。これからは真ん中を選ぶようにして見た目の美しさにもこだわろうと思います。
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