毎日の生活の中で最もホッと出来る時間はやっぱりご飯の時間かと思われます。温かいご飯と味噌汁、そして彩り豊かなおかず。
そんなおかずは煮たり焼いたり揚げたりとさまざまな調理法で作られています。そんなおかず作りではあらゆる種類の食用油が使用されています。
ゴマ油やヒマワリ油、オリーブ油等さまざまありますが「菜種油」も人気の油となっています。
そんな菜種油って菜の花から作られていると思っている人いませんか?実は・・・というお話です。
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菜種油の作り方はアブラナの種を絞って作る
菜種油はその名前から「菜の花の種から作られた油」と誰しもがイメージされていると思われます。
しかし「菜の花」というのは黄色い花を咲かせるアブラナ属の葉物全般の総称となっているのです。
つまり普段スーパー等で見かける事が出来る「菜の花」はアブラナやナタネとなっているのです。
これらの黄色い花を咲かせる菜の花の種から絞り取られているのが「菜種油」となっているのです。
しかし菜の花の多くは開花前に収穫されてしまう為、食用油の原料となっているのは全く別の種類であるセイヨウアブラナなのです。
河川敷などで自生している菜の花はセイヨウカラシナがほとんど!
春の時期になると河川敷などで黄色い花を咲かせた菜の花を観かける機会が多いと思われます。
しかしこれらの菜の花の多くは「セイヨウカラシナ」となっています。
セイヨウカナシナはセイヨウアブラナと比較すると花びらが小さく、セイヨウアブラナは花びらが纏まって咲きますが、セイヨウカラシナは茎の部分にも花が咲きます。
なかなかパッと見では区別がつきませんが、大きな違いは茎の部分です。
セイヨウアブラナは葉が丸みを帯びており基部が耳形になり、茎を包み込む様な形になりますが、セイヨウカラシナはギザギザの形で葉は包み込みません。
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結局嘘なの?本当なの?結論は?
これらの事から「菜種油の原料って菜の花なの?」誰しもが感じてしまいます。
結論で言うと「菜の花=黄色い花を咲かせるアブラナ属の食用の葉物」で宜しいと思います。
しかし現在では菜の花自体が貴重となり、食用油の加工はほんの一部となっています。
その為、広く流通されている菜種油の原料は海外から輸入されたセイヨウアブラナの種子から作られているのです。
あとがき
これまで「菜の花」という食材があると多くの方が思われていたハズです。
しかし菜の花というのはアブラナ属の葉物の総称となっており、様々な種類があるのです。
そんな菜の花から作られた菜種油は揚げ物やドレッシングの材料等幅広いジャンルで活躍しています。
家庭は勿論、料亭やレストランでも欠かせない食用油として日本のみならず世界中で親しまれている存在なのです。
さらに高血圧予防やコレステロール値の低下等健康面にも大きな効果を齎してくれる成分も豊富となっており、積極的に摂取したい油なのです。
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