春は味覚の宝庫ともいえる季節ともなっています。多くの山菜や野草が芽を出し始める季節ともなっており、旬の味覚を存分に堪能する事が出来ます。
そんな春の味覚のひとつでもあるふきのとう。天ぷらや味噌和えとして多くの方から親しまれています。
でもふきのとうにはアクがあり、下処理が必要となっています。しかもこのアクには有毒な成分も含まれているのです。
ふきのとうのアクに含まれている有毒成分とこの成分を取り除ける方法についてご紹介します。
▶ ふきのとうの苦味が嫌い!子供はあまり好きではない山菜。美味しい食べ方は?
Sponsored Link
ふきのとうのあくに含まれている有害な成分とは?
ふきのとうに含まれている有害成分は「フキノトキシン」となっています。
このフキノトキシンには癌細胞を誘発してしまう作用や肝機能障害を引き起こす成分となっています。
この有毒成分をそのまま摂取してしてしまうと健康被害に大きな影響となっています。特にふきのとうの花のつぼみは有毒成分が含まれている部位となっており、十分な注意が必要となるのです。
ふきのとうのアク抜きってどうすればいいの?
フキノトキシンは水溶性で、アルカリ性に弱い性質となっています。
その為、重曹を加えたお湯で5分程茹でる事によって有毒成分を抜く事が出来ます。また木炭を溶かしたお湯でも効果的となっています。
さらに茹でた後に水に浸す時間を長くする事で、より有毒成分が溶け出す他、塩もみ後流水に晒す事でもアク抜きを行う事が出来ます。
フライパンでしっかりと痛める事でもアク抜き効果を得る事が出来ます。
Sponsored Link
ふきのとうは天ぷらにする前にもアク抜きをした方がいいの?
ふきのとうの調理法の定番ともいえる天ぷら。この天ぷらにする際もアク抜きが必要なのか気に掛かってしまいますよね。
天ぷらにする際にはアク抜きを行う必要がありません。
揚げた高温によって有毒成分が軽減される為、アク抜きは必要ありません。お湯で茹でたり流水に長時間晒してしまうと食感は勿論、ふきのとうの豊かな香りも半減してしまいます。
もし有毒成分が気になってしまう場合には軽く水で洗い、しっかりと水気を拭き取る事で安心感を得る事が出来ます。
あとがき
春の味覚として多くのファンがいるふきのとう。
豊かな香りが堪らない食材となっていますが、健康被害を及ぼす有毒成分んが含まれているのです。
その為、有毒成分が多く含まれているつぼみ部分の下処理を行う事やアク抜きをしっかりと行う事で気に掛ける事なく味わう事が出来ます。
しかもふきのとうには多くの栄養成分が含まれており、健康維持や美容効果も期待出来る食材ともなっているのです。
春の時期だけしか堪能出来ないふきのとうの魅力をしっかりとアク抜きを行い味わっては如何でしょうか。
▶ ふきのとうとふきの違いはズバリこうだった!
▶ ふきのとうには栄養が豊富!でも食べすぎると良くないって本当?
Sponsored Link
コメントを残す