りんごなんだけれどどこか大きなさくらんぼのような気もしてしまう不思議なりんごだったりします。
あまり見かけませんが、スーパーなどで売られていると消費者は「これ本当にりんごなの?」と不思議な顔をしながらアルプス乙女を見ていることもあります。
そんなアルプス乙女はどんなりんごなのでしょうか?調べてみました。
Sponsored Link
アルプス乙女とは
「ふじ」と「紅玉」を混植していた長野県の農園で偶然実生として育成されて1968年に命名されたりんごです。
しかし遺伝子解析で調べた結果花粉種は「紅玉」ではなくて「ヒメリンゴ」の可能性が高い事がわかりました。
確かに紅玉が花粉種だった場合、何故こんなに小さくなってしまったんだろうという疑問が残るのですが、ヒメリンゴなら納得です。
アルプス乙女は直径が5センチ程度のとても小さなりんごで重さも30-50gとりんごの中では極めて小さいりんごです。
食用としては、リンゴ飴の原料などで使われることも多いです。
味の特徴
小さいながらも高い糖度とほどよい酸味が特徴
小さくてもりんごはりんごという味をしています。果肉はやや粗く、食感はそれほどではないですが、小さいからこそ食べやすいという特徴を持っています。果汁もかなりつまっています。
Sponsored Link
美味しいアルプス乙女の見分け方
美味しいりんごの見分け方といえば重さを調べることなのですが、小さいりんごですので重さとかも手に乗っけてみてもあまり良くわからないと思います。
なので果皮の張りとツヤを確認してみましょう。果皮に張りがないりんごは熟れすぎていたりして美味しくありません。次に軸も確認してみましょう。ピンとしているもので茶色く枯れていないものを選ぶのが鮮度が高いアルプス乙女の選び方の肝です。
収穫時期と保存期間は?
収穫時期は10月中旬ぐらいになります。保存期間に関してはりんごの中では日持ちしないりんごですので気をつけましょう。
できるだけ常温を避けて、冷暗所や野菜室に新聞紙でくるんで保存することが長持ちさせるコツです。購入してから一週間以内に食べたほうが賢明です。できるだけ早めに食べましょう。
アルプス乙女を多く生産している県は?
- 長野県:17.5ヘクタール(77%)
- 青森県:4ヘクタール(18%)
- 北海道:1.1ヘクタール(5%)
長野県で偶然生まれた品種ということで長野県が主な生産地ですね。
まとめ
アルプス乙女はあまり見かけませんが、屋台のりんご飴などの原料になっていたり気がつかないところで私たちは食べていたりします。
小さなりんごで見た目が可愛らしいのが主な特徴で、味に関しては他のりんごとさほど差異がないりんごですね。
▶ りんごは皮ごと食べるほうが栄養がある?農薬の心配は?
▶ あなたは柔らかいりんごと固いりんご、どっちがお好みですか?
Sponsored Link
コメントを残す