ぶどうの王様と言われる巨峰の中には種のあるものとないものが存在しています。
種がない方が食べやすく、手が汚れないということからもメリットばかりのような気がしますが、一番肝心なのはどちらが美味しいかという点ですよね。
どちらを選ぶか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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種なし巨峰ってどういう仕組みで種がないの?
種なし巨峰は植物性ホルモン由来の「ジベレリン」という液にひと房ずつ浸していく作業によって作られているんだそうです。
その作業は2度行われ、1度目は種なしにするため、2度目は粒を大きくさせるために行われているのだとか。
巨峰に限らずデラウェアや種なしピオーネなどもこの作業によって作られています。本来ならば受粉によって種ができるものですが、植物性ホルモンの液に浸すことで実だけを作らせることができるなんて不思議ですよね。
そしてそれを発見した人間もスゴイです!
種なし巨峰のいいところと悪いところは?
ぶどうっておいしいけれど食べるのが面倒に感じませんか?
丁寧に皮を剥いてもちょっとずつしかその甘さを味わえませんし、かなり食べ続けなければぶどうを食べたという満足感が得られないのでとても贅沢な果物だと思います。
しかし、種なしのぶどうなら種を取り出す手間がないので食べるのが随分楽になりますね。そのおかげでぶどうを食べようという気にもなるものです。
種を噛んでしまった時のあの嫌な感じもありませんし、ひと粒がかなり大きいのが巨峰の特徴でもありますから、粒の小さいデラウェア以上に実のおいしさがダイレクトに感じられるのではないでしょうか。
悪いところと言えば、種なしにするための「ジベレリン」を体内に吸収してしまうということです。しっかり洗って食べるとしてもやはりちょっと気になりますよね。
お子さんには特に不安のない食品を口にして欲しいと思うものであり、気にする親御さんは多いのではないでしょうか。
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種なし巨峰と種あり巨峰、どっちが一般的に美味しいの?
種なしぶどうのメリットを考えるとすべてのぶどうが種なしでもいいのでは?と思ってしまいそうですが、種あり巨峰の方が美味しく感じるというのが一般的に多い意見のようですね。
種ありは甘くて味が深く、種なしは若干酸っぱく感じやすいというのが特徴のようです。でも、その違いに気づけるような方はどれほどいるのでしょうか。
種なしももちろん美味しいから普及しているわけで、違いがわかる方はかなりのぶどう通かもしれませんね。
しかし、味の違いがいまいちわからなくても、ひと粒ずつ種を取りながら丁寧に食べているうちにどんどんおいしく感じてくるような気もします。
まとめ
わたしだけかもしれませんが、種あり巨峰はどことなく高級感があってプライドを感じさせます。
「面倒でも食べてみな、甘くておいしいんだから」と言っているかのように思いませんか?
種なし巨峰と種あり巨峰の2種類を並べてその味の違いを食べ比べてみたくなってきました。
▶ ぶどうの種類についてデラウェア、巨峰、マスカットって何が違うの?
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