古くから日本で親しまれている食材ともなっているごぼう。
煮るとホクホク感を楽しめ、炒めるとシャキシャキ感が味わえる上、香ばしい薫りが食欲をそそりますよね。そんなごぼうも食べるとちょっとえぐみを感じてしまいますよね。
その為、あく抜きが必要なのかと疑問を感じてしまいますよね。そんなゴボウのあく抜きはした方が良いのかしない方が良いのかご紹介致します。
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ごぼうのあくに含まれている成分は?
「ごぼうのあくが気になる」なんて方もおり、調理する前に水に晒したりしている方も多くいらっしゃいますよね。
水に晒す事で、薄茶色の成分が滲み出てくるので「あくが抜けている」と思ってしまいますよね。
でもこれはごぼうのあくでは無いのです。寧ろこの成分は体にとって害がある処か体にとってあらゆる効能がある成分が含まれているのです。
ごぼうをあく抜きしてしまうと、水溶性食物繊維が溶け出してしまうのです。この水溶性食物繊維の主な成分はイヌリンという物質なのです。イヌリンは腸内環境を整えたり改善する働きに優れている善玉菌を増やす力があるのです。
つまりあく抜きをしてしまうとイヌリンが溶け出してしまい、含有量が減ってしまうのです。イヌリンは便秘解消にも効果的となっており、便秘の悩みを抱える女性には嬉しい成分となっています。
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ごぼうはあく抜きをするべき?しないべき?
ごぼうはあく抜きをするべきだという人の意見は?
ごぼうをあく抜きするべきだという意見の方も多くいらっしゃいます。まずごぼう独特のえぐみが気になる事で行う方がいらっしゃいます。
さらにごぼうから出てくる茶色い色が気になってしまうという事で行う場合もあります。
ごぼうはあく抜きをするべきではないという人の意見は?
ごぼうをあく抜きしないという意見の方も多くいらっしゃいます。
まずごぼうに含まれている栄養成分が失われてしまう事を知っている方は行わない事が多いです。あく抜きを行ってしまうとイヌリンをはじめ、クロロゲン酸というポリフェノールも半減してしまいます。
このクロロゲン酸はシミやシワ、そばかす、さらには老化防止や劣化防止といった女性の大きな悩みともなる肌トラブルに大きな効果を齎してくれるのです。あく抜きをしないで食べる事で、美肌効果を得る事が出来るのです。
またごぼう独特の風味や香りを損なわせない意味合いであく抜きをしない方もいらっしゃいます。
ごぼうを水に晒したり酢水につけるのはあく抜きをするためではない!
ごぼうをカットした際に水に晒したり、酢水に浸ける方が良いなんて耳にしますが、これはあく抜き目的ではなく、変色を防ぐ目的で行われています。
ごぼうは自身が持っているポリフェノールによって変色しやすい為、変色防止の為の行いなのです。
あとがき
ごぼうのあく抜きは多くの方が行っているかと思われます。でもあく抜きは必要なく、寧ろ栄養成分が一緒に逃げ出してしまっているのです。
あく抜きをしないで調理をする事で、より美肌効果を得る事も出来るのです。
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