「梅花の候という時候の挨拶はいつ使う言葉?」
時候の挨拶の難しいところは「いつ使う」ですよね?今回紹介する梅花の候も使う時期が難しい時候の挨拶だと思います。
「梅の季節に使えば良いのだろうけれどいつが梅の季節?」
という疑問があるために正確な時期わかりませんよね?私の梅のイメージは2月中旬か下旬ぐらいに咲きはじめて3月中旬ぐらいまでが見頃だと思っています。
しかし花の咲く時期はシーズンに寄って違いますしその都度変えていくのもおかしいです。
今回は「いつ使うか?」という疑問を中心に、他にもちょっと難しい読み方、どんな意味があるのか?簡単な文例を紹介したいと思います。
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梅花の候とは
読み方は
梅花の候は「ばいかのこう」と読みます。
あまり「梅花=バイカ」という読み方は馴染みはないのですが。梅を「バイ」と音読みをすることさえ知っていればなんとか読める漢字だと思います。
基本的に時候の挨拶は音読みで読めば90%ぐらいは外しません。
意味は
梅花の候は「梅の花が咲き始める季節になりました」と言う意味になります。
漢字そのまま普通に訳せばいいだけなので意味で悩む人は少ないと思います。
時候の挨拶って「寒い」とか「暑い」という気候を表す言葉がほとんどです。そんな中こういう花の咲き始めるようすを表す言葉は風情があってとても好きです。
使う時期は
梅花の候は立春(2/4)から啓蟄の前日(3/4)まで使うのが適している言葉です。
梅の咲く時期というのは春です。そして初春ですね。仲春になると桜の時期ですのでふさわしくありません。
初春は立春~啓蟄の前日までの期間のことを言います。その時期に使うのが正しい梅花の候の使い方だと思います。
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梅花の候を使った簡単な例文
手紙の書き出しは「糖度+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
「拝啓 梅花の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます」
個人宛に送る場合はこのような文章が基本形だと思います。安否を気遣う言葉に結構気を使う事もあるのですが、無難な感じですね。
少し目上の相手に送る手紙の場合は頭語を変えて、もう少し安否を気遣う言葉もきっちりとした言葉を選びます。
「謹啓 梅花の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます」
ですね。手紙の書き出しの使い分けは相手と自分の立場を考えて使い分けましょう。
「拝啓 梅花の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと拝察いたしております」
取引先の会社宛に送る場合はこのような手紙の書き出しが基本になります。
まとめ
- 梅花の候は「ばいかのこう」と読みます
- 「梅の花が咲き始める季節になりました」という意味になります
- 使う時期は立春(2/4)から啓蟄の前日(3/4)までとなります
2月に使える時候の挨拶の上旬・中旬・下旬の使い分けは?
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