「時候の挨拶のひとつ、晩冬の候っていつ使うの?」
時候の挨拶で一番難しいのは使う時期だと思います。普通に考えたらこの時期だろうと思って使ったら遅かったという経験ありませんか?
私はまだ新社会人の頃にビジネスレターを書かなければいけなかった時に結構間違えてしまった記憶があります。
そういうミスってプラスには必ずなりません。なのでできる限り気をつけて使いたいところですね。
今回は晩冬の候という言葉に焦点をあててまとめてみました。
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晩冬の候とは?
読み方は?
晩冬の候は「ばんとうのこう」と読みます。
普通の音読みですのであまり間違いにくい言葉かもしれません。「晩」も「冬」もそれ以外に音読みがわからないですから。
「でも本当にこの読みで正しいのかな」
と疑問に思って調べる姿勢って大事なのでちょっとでも不安な言葉があったら調べてみましょう。
意味は?
晩冬の候は「冬の終わりの季節になりました」という意味になります。
冬は3つに分けることができて「初冬」「仲冬」「晩冬」となります。晩冬は冬の終わりを示す言葉になります。
候にかんしては「○○の季節」という意味になります。ほとんどの時候の挨拶は「○○の候」という作りでできていますので覚えておきましょう。
使う時期はいつ?
晩冬の候は小寒(1/5)~立春の前日(2/3)まで使うのが適しています。
ここが一番間違いやすいので気をつけましょう。
「え?2月とかまだ冬じゃないの?」
こう思う人多いです。私も正直言いまして2月って冬だと認識しています。しかし暦の上では2月4日から春なんですよ。
手紙に使う時候の挨拶は暦の上での季節で使いますので、今の気候よりも少し早いイメージで使います。夏は立夏からですが、2017年だと5/5ですから。5月に夏って言うイメージありませんよね。
この辺が時候の挨拶の難しいところだと思います。
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晩冬の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
『拝啓 晩冬の候、○○様にはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます』
個人宛に送る定型文のような書き出しですね。もう少し親しい人に送る手紙の場合はもう少しくだけた感じで使っても問題ありません。
『拝啓 晩冬の候、お元気でいらっしゃいますか』
会社宛などに贈る場合は下記のように送ります。
『拝呈 晩冬の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと拝察いたしております』
会社の取引先宛などに送る時の書き出しになります。気をつけたい時は相手の状況をしっかりと理解して場違いな言葉を使わないようにすることです。
業績が悪化している会社宛に「発展」「活躍」などの言葉は失礼にあたります。無難に「ご清祥」などを使うと良いでしょう。
『拝啓 晩冬の候、貴社におかれましてはますますご清祥のことと存じます』
まとめ
- 晩冬の候は「ばんとうのこう」と読みます
- 「冬の終わりに季節になりました」という意味になります
- 使う時期は小寒(1/5)から立春の前日(2/3)までになります
2月に使える時候の挨拶の上旬・中旬・下旬の使い分けは?
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