「厳冬の候という時候の挨拶の使い方が知りたい」
手紙の書き出しで使われる時候の挨拶をどう使えば良いのか・・・あまり手紙を書かない人にとっては悩ましい問題だと思います。
しかし時候の挨拶の使い方はさほど難しくなく、使う時期と意味や読み方さえおさえておけば大丈夫です。
今回は厳冬の候という言葉に焦点をあてて記事にまとめてみました。
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめ
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厳冬の候
読み方は?
厳冬の候は「げんとうのこう」と読みます。
普通に音読みで読めば問題ないのですが、「厳冬」という言葉自体馴染みがないので「この読み方で大丈夫かな?」と不安に思ってしまいますね。
候も「コウ」と音読みで読みましょう。多くの時候の挨拶は音読みで読もうとすれば間違える確率は下がります。
意味は?
厳冬の候は「冬の寒さが最も厳しい季節になりました」と言う意味になります。
漢字の意味を考えればあまり難しくありません。寒い冬の情景が思い浮かぶような漢字ですね。
余談ですが「厳冬」という言葉は従来冬の季語という扱いで使うことが多かったのですが、「非情に厳しい状態」のことを厳冬と言う場合も増えてきました。
プロ野球の契約更改のときに「厳冬更改=年俸大幅ダウン」みたいな使い方もするようになっています。
使う時期は?
厳冬の候は冬至(12/21)~立春の前日(2/3)まで使うのが適している時候の挨拶です。
寒い時期に使う言葉ですので冬に使うのが正しいのです。一年で一番寒い時期と言えば、大寒の時期(1/20-2/3)なのですが、それだと期間がとても短くなってしまいます。
なので1月中、または冬至から使う人がとても多いですね。立春以後は暦上では春という扱いなので、時期的にはまだまだ寒いのですが使わないようにした方が無難でしょう。
ちなみに冬至と立春は二十四節気の一つで毎年変動する日になっています。2016年-2017年は上記の日になっていますが、年によって変わることは頭の片隅に入れておいてください。
まあ1日前後する程度なので、時候の挨拶に関してはあまり気にする必要があることではないと思いますが。
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厳冬の候を使った簡単な文例
手紙の書き出しの基本を復習しましょう。「頭語+時候の挨拶+安否(相手)を気遣う言葉」となっています。
頭語とは「拝啓」「拝呈」「謹啓」「謹呈」などの言葉を言います。頭語と結語は対になって使う必要が有ることを注意しておきましょう。
時候の挨拶は今回は「厳冬の候」を使います。後は安否を気遣う言葉ですね。
安否を気遣う言葉の注意点は相手の状況をしっかり意識した言葉を選ぶのがポイントです。健康を損ねている人に対して「お元気そうで何よりです」みたいな言葉は失礼です。
また業績不振の会社宛の手紙に「発展」「活躍」などの言葉も慎むようにしましょう。
- 拝啓 厳冬の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます
- 謹啓 厳冬の候、貴社にはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます
- 拝呈 厳冬の候、皆様におかれましてはいよいよご活躍のことと拝察いたしております
まとめ
- 厳冬の候は「げんとうのこう」と読みます
- 冬の厳しい寒さを感じる季節になりましたと言う意味になります
- 使う時期は冬至(12/21)から立春の前日(2/3)までとなっています
1月(上旬・中旬・下旬)に使える時候の挨拶まとめ
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