「軽暑の候という時候の挨拶はいつ使う?」
暑いっていう漢字が入っているから夏に使いそうな時候の挨拶ですね。夏といえば6月~8月だと思います。
しかし時候の挨拶は私たちの季節感とは違う時期に使われることも多く、この軽暑の候も例外ではありません。
今回は軽暑の候という時候の挨拶について使い方をまとめてみました。
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軽暑の候とは
読み方は?
軽暑の候は「けいしょのこう」と読みます。
軽暑ってあまり馴染みのない言葉でどう読んでいいか少し悩んでしまいますが、普通に読めそうな音読みで読めば大丈夫ですね。
多くの時候の挨拶は簡単に読める音読みで問題ありません。覚えておくと良いでしょう。
意味は?
軽暑の候は「だんだんと汗ばむような季節になりましたね」という意味になります。
軽暑という漢字を読み解いていけば大体の意味はわかると思います。本格的に暑いわけではないけれど、だんだんと暑さを感じるような季節のことを「軽暑」と呼びます。
使う時期は?
軽暑の候は2017年は5月5日~6月4日まで使うのが適している時候の挨拶です。
「あれ?夏に使いそうな時候の挨拶なのに5月に使うの?」
と疑問を持った方も少なくないと思います。実は夏って5月からなのをご存知でしょうか?
暦上での夏の始まりは「立夏」です。2017年の立夏は5月5日ですので、この日から使い始めるのが適切ですね。
軽暑という言葉は本格的な暑さを感じる前の時期なので、初夏の期間に使うのが好ましい時候の挨拶です。
初夏は立夏から芒種の前日までの期間を指します。芒種の前日は2017年だと6月4日となります。
6月に使いそうな時候の挨拶ですが、実は6月4日までしか使ってはいけない時候の挨拶だったりします。こういう今の季節感とのズレが難しいところですね。
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軽暑の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
このポイントを抑えつつ、個人宛、会社宛などで文言を変えていくのがポイントですね。
- 拝啓 軽暑の候、○○様にはなお一層のご活躍のことと拝察いたしております
- 拝呈 軽署の候、貴社におかれましてはますますご清祥のことと存じます
例文としてはこのような形になります。目上の人宛に送る手紙の場合は「拝啓→謹啓」などに変えるとよいと思います。
まとめ
- 軽暑の候は「けいしょのこう」と読みます
- 汗ばむような暑い時期になりましたねという意味になります
- 使う時期は初夏の期間(5/5-6/4)が適切です
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