「向春の候という時候の挨拶の使い方を知りたい」
時候の挨拶って使い方がとても難しいと思ってしまいますよね?手紙を書き慣れた人ならば調べなくてもその時期に使える言葉をスラスラと書き綴るのですが、私はそこまで手紙を多く書きません。
今の時代はメールとか多いですし、あまり手紙を書かなくなった世の中ですよね。年賀状とか暑中見舞いも書くのが少なくなりました。
「手紙を書かなくなったから時候の挨拶も使われなくなった」
というわけではないんですよね。ビジネスレターなどメールなどの文章の書き出しとして使われることが増えていると思います。
今後も使われるであろう時候の挨拶の使い方はきちんと頭の片隅に入れておくと後々役に立つかもしれません。
今回は時候の挨拶の一つである向春の候という言葉についてまとめました。
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向春の候とは?
読み方は?
向春の候は「こうしゅんのこう」と読みます。
向春ってあまり使わない単語なので読み方が難しそうに思ってしまいますが、どちらも簡単な音読みで読めば間違えませんね。
時候の挨拶は読み方が難しいと思ってもだいたい簡単な音読みで読めば大丈夫です。
意味は?
向春の候は「春に向かいつつある季節ですね」と言う意味です。
「春が向かう」という単語ですので大体の意味はわかると思います。
候に関しては「○○の季節」とい意味があるので覚えておきましょう。
使う時期は?
向春の候は初春の時期(2/4-3/4)に使う時候の挨拶です。
春は大きく3つに分ける事ができます。「初春・仲春・晩春」と分けることができます。その中の初春の季節に使うのが正しいです。
- 初春:立春~啓蟄の前日まで
- 仲春:啓蟄~清明の前日まで
- 晩春:清明~立夏の前日まで
二十四節気と季節の関係は重要ななので覚えておきましょう。気をつけたいのは二十四節気は毎年同じ日でない点ですね。
例えば「啓蟄」ですが、2017年は3/5ですが、2018年は3/6だったりします。毎年1日前後変動するので覚えておきましょう。
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向春を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
『拝啓 向春の候、○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。』
個人の方に送る手紙などはこのような手紙の書き出しが基本になります。「元気ですか?」「その後お変わりないですか?」みたいな感じで書き出すのがよいと思います。
『拝啓 向春の候、貴社におかれましてはますますご清栄のことと拝察いたしております。』
取引先の相手に対して送る手紙の書き出しはこのようなのが基本だと思います。
まとめ
- 向春の候は「こうしゅんのこう」と読みます
- 「春に向かいつつある季節ですね」という意味になります
- 使う時期は初春(2/4-3/4)になります
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