春風駘蕩の候の読み方と意味、時候の挨拶としていつ使う?

春分の日の画像

春風駘蕩の候という時候の挨拶があります。読み方がとても難しくて私は初見では読めない四字熟語でした。

漢検一級で最難度の漢字と言われている『春風駘蕩』ですが、四字熟語での意味?時候の挨拶としての使い方などを記事にしてみました。

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春風駘蕩の候

読み方はこう読む!

春風駘蕩の候は『しゅんぷうたいとうのこう』と読みます。四字熟語なので、だいたい音読みで読んでいくというのをまず頭に入れて、春風は読めると思います。問題は『駘』ですよね?私はこの漢字を使った熟語を知りません。そのぐらい知らない漢字でした。

この『駘』は音読みで『タイ』訓読みだと『ぬぐ・にぶい・おろか』と読むそうですが、私のIMEでは変換されないぐらいマニアックな漢字なのでしょう。

『蕩』は放蕩息子とかそういう言葉を知っていれば『トウ』と読むことはさほど難しくありませんね。

以上の音読みを合わせて『シュンプウタイトウ』と読みます。候は時候の挨拶を知っている人なら『コウ』と読むことはあまり悩まないで読めますよね?

春風駘蕩の候の意味はこんな感じ

春風というのは漢字からして特に意味がわからないことはないと思います。問題なのは駘蕩の部分ですよね?

駘蕩はのびのびとした様子、のどかな様子という意味を持ちます。合わせて意味を考えると『春の暖かい風がのんびりと穏やかに吹いている様子』となります。

時候の挨拶として使う時期はいつ?

春風ということで春に使う時候の挨拶ということはわかると思います。そして暖かくてのどかな季節を思い浮かべてくれれば3月には少し早過ぎることもわかりますよね?

使うのは4月の中頃あたりがベストの時候の挨拶です。

四字熟語の『春風駘蕩』はまた違った意味を持つ事はご存じですか?

四字熟語である春風駘蕩はじゃあ、『春の暖かいのんびりとしている』みたいな意味なのですか?と思われると思いますが別の意味があります。

この春風駘蕩って人の人柄を表す四字熟語でもあるのです。『人柄が温和で些細なことでは動じないのんびりとした人』という使い方をします。

私は些細な事でも動じる小心者なのですが、確かに『春風駘蕩』という四字熟語にふさわしい人格者っていますよね?いい意味で先ほどのような意味、悪い意味で少しにぶすぎません?みたいな人のことを言うのでしょう。

春風駘蕩の候のまとめ

・読み方は『しゅんぷうたいとうのこう』と読みます
・春の暖かい風がのんびりと穏やかに吹いている季節という意味です
・使う時期は大体4月中旬あたりに使うとベストの時候の挨拶です
・四字熟語の春風駘蕩の意味は『人柄が温和で些細な事にも動じないのんびりした人』です

 

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