「ぶどう」と聞いた時に想像する品種は人によって違うと思います。デラウェア、巨峰、マスカットなど種類はいろいろありますが、その違いはどんなところにあるのでしょうか?それぞれの特徴をまとめてみました。
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デラウェア
値段も手頃で庶民的なぶどうの代名詞のようなデラウェアは、「ぶどう」と聞いて真っ先に思い浮べる品種ではないでしょうか。
小さな粒がたくさん並んだ、スーパーでよく見かけるあのぶどうです。1855年にアメリカのオハイオ州デラウェアで命名され、日本には1872年に始めて輸入されたと言われています。
それ以来長年親しまれてきた定番のぶどうですね。糖度は高くて23度近くもり、その甘さが特徴のひとつでもあります。
ジベレリンという植物ホルモンに浸すことで種無しぶどうとなるデラウェアですが、種がないおかげで小さなお子さんでも食べやすく、お弁当のデザートとしてもよく使われます。
皮をつまむとぷるんと出てくる実が何とも可愛らしいですね。簡単に皮が剥けるのでどんどん食べ進めたくなってしまいます。
巨峰
巨峰は日本原産のぶどうで、「石原早生」と「センテニアル」を組み合わせて誕生しました。
そのため元々の品種名は「石原センテニアル」であり、「巨峰」は商品名なんだそうです。でもこちらの名前が普及したため、今では巨峰と呼ばれるようになったのですね。
巨峰は富士山にちなんで名付けられたのだとか。それほど雄大で立派なぶどうをイメージしたのでしょう。皮の色も濃い紫色で高級感がありますし、ひと粒の重さも10~15gほどあって存在感が違います。
糖度はおよそ16~18度ほどです。巨峰にそっくりの「ピオーネ」という品種もありますが、こちらは「巨峰」と「カノンホールマスカット」を組み合わせてできた品種です。
巨峰より果肉がしっかりしているのが特徴ですが、巨峰を思わせる甘さもしっかりと感じられます。ぜひ食べ比べてみてくださいね。
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マスカット
日本で言う「マスカット」とは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」のことで、エジプトのアレキサンドリア港が名前の由来なんだとか。
なんだかかっこいい名前ですね。緑黄色が特徴のマスカットはそのまま生で食べるだけではなく、お菓子やゼリーなどの味としても親しまれています。
デラウェアや巨峰とはまた違った爽やかな香りと甘さが人気ですが、種があって食べにくいという声もありますね。
それでも高級ぶどうとして愛されているのは間違いありません。何せクレオパトラ王妃も好んで食べていたとか。まさに「果物の女王」ですね。
ちなみに「シャインマスカット」という品種もあります。こちらは「スチューベン×マスカット・オブ・アレキサンドリア」とヨーロッパぶどうの「白南」を組み合わせた品種です。
まとめ
ぶどうと言ってもその種類は数十種類もあるようで選ぶのも大変ですね。
甘いのが好きかさっぱりしているのが好きか…あなたはどのぶどうがお好みですか?
▶ デラウェアって皮のまま食べる?皮を剥いて食べる?
▶ 種なし巨峰と種あり巨峰ってどっちが美味しいの?
▶ デラウェアは日持ちする?保存は冷蔵庫?それとも常温?
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