シャキシャキとした食感と加熱するほどに甘味が増すねぎ。生食で食べるとさっぱりとし、加熱するとトロりとしており、体の芯から温めてくれますよね。
さて、ネギと言えば白ねぎが一般的ですが「仙台曲りねぎ」という種類はご存知でしょうか。
そこで今回は【仙台曲りねぎの特徴と旬の時期とは?】【仙台曲りねぎのオススメな食べ方とは?】についてご紹介致します。
▶ 長ねぎの種類は凄くたくさんある?たくさんの品種を探してみました!
Sponsored Link
仙台曲がりねぎとは?
仙台曲りねぎは、宮城県仙台市余目や岩切エリアで栽培が行われているねぎです。仙台曲りねぎは、明治期から栽培が行われている仙台の伝統野菜の一つです。
このエリアでは水はけが悪い土壌環境となっている事や湿度が高い為、元々ねぎの栽培に適した環境ではなかったのです。
しかし、この土壌環境でもねぎが栽培できる「やとい」という方法で仙台曲りねぎ作られています。仙台曲りねぎは、一度ねぎを引き抜き30度の傾斜で再び植え付ける方法となっています。
この方法で栽培する事で、曲がった形で成長するのです。
曲がって成長する事により、ねぎはストレスを感じますが、このストレスが甘味アップに欠かせない存在となるのです。
その為、仙台曲りねぎは曲がれば曲がるほど甘味があるのです。
Sponsored Link
味の特徴と普通の白ねぎに比べてどう違う?栄養価は?
仙台曲りねぎは白ねぎよりも甘味を楽しむ事ができます。程良く辛味もあり、ネギ本来の味わいを感じる事ができます。
仙台曲りねぎは、葉酸や食物繊維が豊富に含まれています。
さらに、ねぎ特有の香り成分であるアリシンにはビタミンB1の吸収率を高める効果や抗菌作用があり、風邪やインフルエンザ等の予防効果が期待できます。
旬の時期は?
仙台曲りねぎは11~3月頃が旬の時期となっています。冬の厳しい寒さによって甘味が増し、濃厚な味わいを楽しむ事ができます。
オススメの食べ方は?
仙台曲りねぎはほんのりとした辛味があるので、冷ややっこやそばのトッピングにピッタリです。
加熱すると甘みがあり、トロりとした味わいを楽しむ事ができるので、すき焼きや鍋、焼き鳥といった料理がオススメですね。
仙台曲がりねぎは別名がある?
仙台曲りねぎは「仙台曲りねぎ」という名前で流通されていましたが、かつては「余目ねぎ」と称されていました。
しかし、栽培数や知名度・人気度にアップにより「仙台曲りねぎ」として統一されたのです。
現在では仙台の伝統野菜の一つとして、小学校の授業等で仙台曲りねぎの歴史や栽培方法が紹介され、後世に残すプロジェクトも行なわれているのです。
あとがき
仙台曲りねぎは、明治期から栽培が盛んに行われ100年程経った現在でも地元野菜として親しまれています。
ほんのりとした辛味と甘味が凝縮された仙台曲りねぎは、あらゆる料理で楽しむ事ができるので、是非一度は味わって欲しいねぎですね。
▶ 長ねぎの種類は凄くたくさんある?たくさんの品種を探してみました!
▶ 千住ねぎの特徴と旬の時期はどんな食べ方がオススメ?
Sponsored Link
コメントを残す