小松菜はほうれん草よりも比較的安価に購入できるとあり、購入される頻度も高い食材の一つですよね。
さて、小松菜は炒め物やおひたしだけでなく、スムージーやサラダとしても食べられますが、食べた時「苦い」と感じる事がありますよね。
どうして小松菜を食べると苦味があるのか気になりますよね。
そこで今回は【小松菜の苦味の原因とその対処法とは?】についてご紹介致します。
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小松菜が苦い原因は?
季節によるもの
小松菜は旬の時期以外で収穫すると、苦味が強く感じられます。
スーパーや青果店で販売されている小松菜はプロが収穫したものとなっており、旬の時期である12~2月頃に収獲されています。
この時期の小松菜は苦味成分が和らぎ、甘味が増しています。
しかし、家庭菜園等で収穫した小松菜は旬意外の時期やしっかりと成長されていない時に収獲される事もあります。
その為、苦味成分であるシュウ酸が多く含まれており、食べると「苦い」と感じてしまう事があるのです。
肥料のあげすぎ
より成長を促進させる目的で、肥料を多く与え過ぎている方もいらっしゃいますよね。
しかし、これは逆効果で苦味が強くなる原因でもあります。肥料の与え過ぎは、成長に必要とされる栄養が成長に使われる事なく蓄積されてしまいます。
この蓄積された栄養は、硝酸態窒素という成分に変化し、硝酸態窒素が苦味の基となってしまいます。人も栄養の過多は肥満や多くの病気の原因にも繋がってしまいますね。
あくが原因?
小松菜にはシュウ酸というアクが含まれていますが、稀にこのシュウ酸が多く含まれている事もあります。
シュウ酸は加熱する事で、緩和する事ができるので、生食ではなく炒め物といった加熱料理で食べるとよいですね。
▶ 小松菜はアク抜きをする必要がある?必要ない?どっちなの?
炒めすぎが原因?
小松菜の苦味は加熱する事で緩和できますが、加熱し過ぎると苦味が強くなってしまいます。加熱する事で、苦味成分が閉じ込められている細胞壁が破壊されます。
その為、苦味成分がより出てきてしまうので、苦味が強くなってしまいます。小松菜は生食でも食べる事ができるので、程良く炒めると苦味が強くなるのを防ぐ事ができます。
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小松菜が苦くならない良い方法はないの?
小松菜が苦過ぎて食べられないなんて方もいらっしゃいますよね。でもそんな時に苦くならない方法もあります。
まず、軽く下茹でする事です。シュウ酸は熱に溶けやすいので、サッと下茹ですると良いですね。
また生食で食べる時は、水に一定時間浸しておくと良いです。
シュウ酸は水にも溶けやすい成分となっており、水に浸しキッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取ると苦味が緩和されます。
ただ、長時間水に浸してしまうと、ビタミン類が失われてしまうので、注意が必要ですね。
あとがき
小松菜の苦味はアクでもあるシュウ酸が原因となりますが、収穫時や肥料の与え過ぎといった栽培過程でも苦味が強くなる原因となります。
スーパーや青果店で購入しても稀に苦味が強い場合もありますが、家庭菜園を行っている方は肥料の与え方等に注意すると美味しい小松菜を育てる事ができます。
また、加熱し過ぎも苦味が強くなるので、短時間でサッと炒めると良いですね。
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