近年は障子のある家が少なくなってきましたね。でも障子があると、妙に懐かしく子供の頃に破いて遊んだという方も多いですよね。
さて、ボロボロになった障子を貼り替えようとしている方の中には「障子紙にも表裏があるの?」と感じる方がいらっしゃいます。
裏表があると、反対に貼ってしまう事となってしまいます。
そこで今回は【障子の紙には裏表があるのか?】についてご紹介致します。
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障子には表裏がある?
そもそも障子自体に裏表があるのか解らない方も多いですよね。最近は障子がある家が少なく、田舎や旅館などでしか観かける事ができませんからね。
そんな障子にも、しっかりと表裏があります。【障子の組子が見える方が室内側】となっています。
廊下や家の外側から見える方が表側と覚えればよいですね。
もし、廊下側や家の外側から見える方に組子が見えていると、見栄えが悪くなりますし、訪れたお客様に失礼となってしまいますよね。
障子の紙はザラザラしている面とツルツルしている面がある!どっちが部屋側?
障子に表裏がある事を初めて知った方もいらっしゃると思います。そして大切なのが、障子の紙にも向きがあるのか?ですよね。
障子の紙はザラザラしている面とツルツルしている面がありますよね。
【障子の紙はザラザラとしている面が部屋側】となります。障子の紙はクルクルと巻かれた状態で販売されていますよね。
この時、障子の紙はザラザラとした面が外側になっています。つまり、障子の組子にノリを塗り巻かれた状態の障子の紙をそのまま貼ると、本来の向きに貼る事ができます。
何でツルツルしている方が外側なのかは諸説ある?
障子の紙の表側はツルツル面にしなければならないという理由には、実は明確な理由がないのです。さまざまな諸説によって表側がツルツル面とされているのです。
光の反射的に?
ツルツルしている面が部屋側にあると、日差しが差し込んだ時、光が反射して眩しくなってしまうと言われています。日差しが差し込んでも、光の反射を防ぐ目的として、ツルツル面が表向きと言われています。
ザラザラの面を外側にすると結露などでベチャベチャになってしまうから?
ザラザラとした面を外側に貼ってしまうと凹凸がある事で、結露が堪り障子の紙がベチャベチャになってしまうという説もあります。
ツルツルとした面を外側に貼る事で、結露しても凹凸がないので、ベチャベチャになりませんよね。
糊付けが良いように貼ろうとするとツルツルが外側にしなければいけないから?
障子の紙はしっかりと糊付けしないと剥がれてしまいますよね。その為、糊付けがしっかりと行えるとして、ツルツルとした面が外側になっているのです。
あとがき
障子の紙を貼り替える頻度もだいぶ少なくなってきましたが、障子の紙にもしっかりと表裏があり、ツルツルとした面を外側にすると良いのです。
障子の紙はツルツルとした面が外側になって販売されているので、もしどっち側なのか解らなくなってもそのまま貼れば良いので、是非障子の紙を貼り替える時の参考にして頂きたいと思います。
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