水辺に咲き誇る美しい紫色の花は心をなごませてくれますよね。
昔は日本のあちこちで群生するカキツバタを見ることができました。しかし最近は湿地の減少などの問題により、自生するカキツバタが年々減少しているのです。
そこで人気を集めるようになっているのが、カキツバタを自分で育てることです。植え替えのポイントなどをおさえれば、簡単に自宅で育てることができるのです。
ここではカキツバタの育て方について解説していきたいと思います。
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カキツバタの基本的な育て方は?
水が溜まった状態を維持すること!
まずはカキツバタの基本的な育て方についてご説明していきましょう。
カキツバタは高い耐寒性、耐暑性を持っているので1年中元気に成長してくれます。
カキツバタを育てる上での一番のポイントは水が溜まっている状態を維持すること。
カキツバタは湿地に生える植物で乾いた土では成長できません。常に根本に水が溜まっていることが条件となります。
水が溜まる植え込みを作り本格的に地植えすることもできますが、手軽なのは鉢植えでの栽培です。
鉢植えより一回り大きな容器に水をためて、その中に鉢植えを沈めます。根本に5cm~10cmの水が溜まっている状態を維持しましょう。
上から水やりをする必要はありません。
月に1度を目安にきれいな水と交換するようにしてください。
植え付けはいつでもOK!
カキツバタには決まった植え付け時期はありません。真夏を真冬以外であればいつでも受付することができるので便利です。日当たりの良い場所を選んで置くようにしましょう。
肥料は?
カキツバタは自生する植物なので比較的どんな土でも育ってくれます。一般の草花用の培養土と使うと良いでしょう。
植え付ける時にはあまり肥料は必要ありません。植え付けた後、完全に根付いた9月10月ごろに肥料を増やすようにします。
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カキツバタの植え替えについて解説!
何で植え替えをする必要があるの?
カキツバタは植え替えをしてあげる必要があります。そのまま同じ場所で育てていると、根詰まりを起こしてしまうからです。
2~3年に1回を目安に植え替えをすると良いでしょう。
いつ植え替えをするのが良いの?
カキツバタの開花時期は5月~6月です。この開花の時期が終わった後に植え替えをしましょう。6月~7月が植え替え時期の目安です。
簡単な植え替えの仕方は?
カキツバタの植え替え方法は簡単です。根がいっぱいになって根詰まりを起こすのを防ぐために、一回り大きな鉢に植え替えるだけでOKです。
新しい鉢に土を入れてカキツバタを植え替えます。根っこについた土はあまり落とす必要はありません。
そもそも植え替えと株分けって違うの?
植え替えも株分けも元気に成長させることが目的!
上手に育てた植物を大きくしたり増やしたりすることは、とても楽しいことですよね。
植え替えを株分けの目的は基本的に同じです。そのままの鉢の中で育てていると根っこが窮屈になって上手く成長できなくなってしまいます。
もっと大きく元気に成長させるために新しい鉢に植え替えをしたり、株分けをしていくのです。鉢植えの数を増やしたい場合には、株分けをしていくと良いでしょう。
簡単な株分けの仕方は?
カキツバタの株分けをする時期は、植え替えを同じく花が咲き終わった6月から7月です。鉢から株を引き抜き、2~3個の芽がつくように分けていきます。
古い根の部分と葉っぱを半分くらい切ってから新しい鉢に植え付けましょう。これでカキツバタがリフレッシュできてまた元気に育ってくれますよ。
まとめ
水辺に群生するカキツバタですが、実は庭やベランダで育てることもできるのです。自宅であの美しい紫色の花を咲かせることができたら嬉しいですね。
水を溜めておき乾燥しない状態を維持していれば元気に育ってくれるでしょう。上手に嬉しい植え替えや株分けをして増やしていきたいですね。
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