カレーやハンバーグなどたくさんの料理に使う玉ねぎですが、切ると必ず涙が出ます。
いつも涙を流しながら目にしみる痛みに耐えて調理していると思います。
玉ねぎを切ると、玉ねぎの繊維が傷つけられることで硫化アリルという涙を引き起こす成分が発生するからです。
それでは眼鏡やコンタクトをしていれば、この成分をブロックすることができるのでしょうか。涙を出さずに玉ねぎを切る方法はあるのでしょうか。調べてみたいと思います。
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眼鏡をかけながら玉ねぎを切ると涙は出ない?
玉ねぎを切ると涙が出るのは、玉ねぎを切った時に発生する「催涙性物質」である「硫化アリル」という成分が原因です。
この成分は目や鼻の粘膜を刺激します。そして粘膜が刺激を受けると、脳はその成分を涙で流して外に排出しようとします。だからどんどん涙が出てくるのです。
眼鏡をしていても、硫化アリルは目の粘膜に侵入してくるため、裸眼の時と変わらずに涙は出てきます。
水泳ゴーグルのように、目をしっかりカバーするものであれば、効果があるでしょう。
コンタクトをしながら玉ねぎを切ると涙は出ない?
コンタクトをしている方は、あまり涙が出ないかもしれません。コンタクトのほうが、眼鏡よりも目をカバーしてくれるので、涙は出にくいです。
でも、コンタクトで目が保護されていても、鼻は無防備な状態です。硫化アリルは鼻の粘膜も刺激するため、コンタクトだけでは完全に涙を出なくすることはできません。
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裸眼や眼鏡の人が玉ねぎを切る時の涙対策は?
玉ねぎを冷やす
玉ねぎを切る時に、目と鼻の粘膜に硫化アリルが入らないようにすることができれば涙が出ることはないでしょう。でも水泳ゴーグルをしたり、鼻をつまんで調理するのは大変です。
そこでおすすめしたい方法が、玉ねぎから硫化アリルが発生しないように工夫する方法です。これなら眼鏡をしている方や裸眼の方でも安心です。
まず1つ目は、玉ねぎを冷蔵庫で冷やすという方法。
硫化アリルは揮発性のため、冷やすことで放出されにくくなるのです。1時間程度冷やせば効果があるでしょう。
切る時には、包丁も冷やしておくとさらに良いです。
玉ねぎをレンジ加熱する
玉ねぎをレンジで20秒ほど加熱するのも効果的です。加熱する課程で硫化アリルが揮発するからです。
玉ねぎを水につける
硫化アリルは水に溶けやすい性質があります。そのため、水につけながら切ると発生をおさえることができます。
しかし、長い時間水につけていると水っぽくなり味が落ちてしまいます。水につけている時間は10分以内にしましょう。
よく切れる包丁を使う
意外と効果的な方法が、よく切れる包丁を使うことです。
硫化アリルは、玉ねぎの細胞が傷つき破壊されることで発生します。
切れ味の悪い包丁を使っていると、玉ねぎの細胞を潰してしまうため、どんどん硫化アリルが発生してしまうのです。
よく切れる包丁だと細胞の破壊を最小限にすることができます。
涙が出てしまったときの止め方ってあるの?
涙を出さずに玉ねぎを切る方法をご紹介してきました。
このような方法である程度涙を止めることが可能です。しかし、それでも涙が出てしまうことはあるでしょう。
今すぐに涙を止めたい!という時にはどうすれば良いのでしょうか。
出てしまった涙を止めるためには、すぐに冷気にあてると効果的です。
冷蔵庫や冷凍庫に顔を入れる、もしくは扉を開けて中の冷気に目をあてるようにしましょう。目を閉じたり開けたりすることで、涙が止まるはずです。
まとめ
玉ねぎは便利な食材なのですが、切る時に涙が出るという難点があります。
みじん切りをしたり、たくさんの玉ねぎを切る時には時間がかかるので、どんどん涙が出てきてしまうでしょう。
そんな時には、涙が出ない玉ねぎの切り方を覚えておくと便利です。冷やす、加熱する、水につける、そして切れる包丁でサッと切ることがポイントです。ぜひ試してみてくださいね。
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