白露の候という時候の挨拶があります。どの時期に使えばいいのでしょうか?そしてどういう意味なのでしょうか?
言葉って当たり前のように使っているけれど、本当の意味とかをあまり考えないで使っている人って多いと思います。
その結果誤った使い方をして恥をかいてしまうこともあるので、意味を理解した上で言葉は使う必要があると私は思います。
今回は白露の候に関する、意味、使う時期、読み方、簡単な文例をまとめてみました。
白露の候とは?
読み方は?
白露の候は『はくろのこう』と読みます。
コレは意外と間違えやすい言葉だと思います。しらつゆと読んでしまう危険性があります。
白露と検索かけるとでてくるのが、某ブラウザゲームなのでそのキャラクターの読み方で読んでしまうととても恥ずかしですね。
候も音読みで読みましょう。しらつゆのそうろうと間違って読まないように気をつけましょうね。
意味は?
白露の候は「白露の季節になりました」という意味です。
白露の季節って何?っていう方もいると思いますが、白露って二十四節気の一つです。そもそも白露という二十四節気を詳しく調べてみると・・・。
「白露は大気が冷えて野の草などに露が宿って白く見えること」
とありますので、大気が冷えて野の草に露が宿る季節になりましたねという意味で理解してもいいと思います。あまり深くこだわらない人は白露の季節ですね程度で大丈夫でしょう。
使う時期は?
大気が冷えて草に露が宿る季節って冬が違い晩秋?と思ってしまいますが全然違います。この辺が今の気候と二十四節気の時期のズレなんですが・・・。
白露は二十四節気の一つということは前項で伝えました。きちんと日付があるのでその辺りに使うのが適しています。
白露の候は白露~秋分の前日まで使うのが適しています。
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白露の候を使った簡単な文例は?
時候の挨拶は手紙の書き出しに使われる言葉です。ではどういう書き出しにするのが一般的でしょうか?
「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」というのが手紙の書き出しの基本です。その後に本文を書くというのがビジネスレターでもテンプレなのでしっかり覚えておきましょう。
個人宛の場合
拝啓 白露の候、○○様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
拝啓 白露の候、○○様にはその後お変わりなくお過ごしのことと存じます。
団体・会社宛の場合
拝啓 白露の候、貴社におかれましてはその後一段とご発展のことと拝察いたしております。
拝啓 白露の候、皆様にはますますのご清祥のことと存じます。
まとめ
- 白露の候ははくろのこうと読みます。
- 大気が冷え草木に露が落ちる季節という意味になります。
- 使う時期は白露(9月7日頃)~秋分(9月22日頃)の前日が適しています。
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