「9月に使える時候の挨拶が知りたい」
時候の挨拶を選ぶ上で大事なことって何だと思いますか?
1つは適した時期の時候の挨拶を選ぶことです。
コレを間違えてしまうとどんなに素敵な文章を書いても手紙の最初で相手に不審がられてしまうのでマイナスです。
もう1つは、今の気候に適した時候の挨拶を選ぶことです。
「雨が多いのに、爽やかな季節ですね」「まだ暑いのに、涼しくなってきましたね」
こういう時候の挨拶使う人が意外と多いです。
今回は手紙をかく上でそのようなミスがないように、しっかりと9月の時候の挨拶をまとめてみました。
▶ 8月に使える時候の挨拶について
▶ 10月に使える時候の挨拶について
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9月の二十四節気は?
時候の挨拶と二十四節気は切っても切れない関係です。
9月は『白露(9/7)』と『秋分(9/22)』を覚えておきましょう。
毎年、1日程度ズレますが、2016年はこうなっています。
9月上旬に使える時候の挨拶は?
9月上旬は白露(9/7)より前か後かで使える時候の挨拶が変わります。
白露前と白露後でこのように使う時候の挨拶が変わります。これを9月上旬に使う時候の挨拶はまずココをしっかり覚えておく必要がありますね。
次に気候を意識しましょう。9月とはいえ暑い日が続くことも多いと思います。逆に意外と暑くなくてすっかり秋のような気候の時もあります。年によって同じ9月でも違う顔を見せてくれるのが日本の四季ですよね?
暑い日が続く時は「処暑の候」「秋晴の候」などが良いのではないでしょうか?
逆にすっかり秋らしい気候の時は「新涼の候」「爽秋の候」などの涼しげな時候の挨拶を選ぶと季節感がとても出ていて良いですね。
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9月中旬に使える時候の挨拶
9月中旬に使うべき時候の挨拶を選ぶコツは、まだ暑さが残っているのか?もう秋らしい気候なのかという判断が重要になってきます。
涼しい時期は上記の時候の挨拶を使えばいいですが、問題は暑い時です。涼しい意味を持ちそうな時候の挨拶を使わないで、『仲秋の候』『秋晴の候』などがオススメですね。
雨が多い季節なら『秋雨の候』も積極的に使ってみてください
9月下旬に使える時候の挨拶は?
9月下旬といえば二十四節気の秋分(9/22)前後で使う時候の挨拶が変わる場合があります。注意して使ってみてください。
後は気候に合わせてこの中から合いそうな時候の挨拶を選んでいけば失敗はないと思います。
9月の時候の挨拶の簡単な文例
- 拝啓 新涼の候、皆様におかれましては健やかにお過ごしのことと存じます
- 謹呈 処暑の候、○○様にはますますのご活躍のことと拝察いたしております
- 拝呈 爽秋の候、貴社いっそうご清祥のことと慶賀の至りに存じます
- 拝啓 秋涼の候、○○様におかれましてはいよいよご多忙のほどお喜び申し上げます
- 拝呈 清涼の候、皆様にはいつもながらお変わりなく何よりに存じます
- 謹啓 秋晴の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます
- 拝啓 秋分の候、皆様におかれましてはいつもながらお変わりなく何よりに存じます
- 拝呈 秋霜の候、貴社にはますますのご清栄のことと大慶至極に存じます
「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」を意識すればさほど難しくないと思います。
まとめ
正しい時候の挨拶を使うポイントは適切な時期の言葉を選ぶのと同じぐらい今の気候に合った言葉を探すことも重要です。
些細な事かもしれませんが、細かいことにも気を配れる事が相手の信用にも関わってくると思うので心がけてください。
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