梨と言えば『幸水』と『豊水』が有名ですよね?この2つで梨の出荷量の65%以上を占めています。最近は色々な品種の梨が増えてきて徐々にバランスも変化しているようですが、今でも梨といえば『幸水』『豊水』を思い浮かべると思います。
しかしこの『幸水』『豊水』味とか見た目とかどう違うのかご存じですか?
今回は幸水と豊水に関する違いや特徴を記事にしてみました。
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幸水と豊水の違い
どちらの方が美味しいとか人気があるというのは人の好みによって違うので一概には言えません。私は豊水の方が好きですが・・。
見た目の見分け方は?大きさは?
左が画像が幸水で右の画像が豊水です。比較して見てみましょう。
見分け方としてはまずは色を比べてみましょう。どっちも皮が赤みがかかっている梨と呼ばれている赤梨ですが、幸水の方が青っぽく、豊水の方が赤みがかかっています。
次に梨独特の皮の表面についているつぶつぶみたいなのに注目です。このつぶつぶを石細胞というのですが、つぶのキメが細かいのが幸水で幸水よりも粗くてザラザラしているのが豊水となります。
大きさは幸水の方が小さいです。幸水が250-300gに対して豊水は350-400gの大きさになります。2つを並べて比較してみないと差がわからない程度だとは思いますが。
糖度はどちらが甘いの?
甘さはどちらの方が甘いのでしょうか?答えは幸水の方が甘さを感じます。
しかし実際糖度を調べると幸水が12度で豊水が12.5度となっていて豊水の方が糖度が高かったりします。
先ほど幸水の方が甘さを感じると言ったのに糖度が高いのは豊水という不思議な現象が起こっていますね。この原因は豊水は酸味が幸水よりも強いのが原因です。
水分はどっちのほうが多いの?
梨といえば甘さも大事ですが、あのみずみずしい感じの水分が豊富なところが好きな人多いと思います。私はりんごよりも梨の方が好きなのですが、その理由は水分が多く含んでいるからです。
どちらの方が水分を多く含んでいるかというと豊水になります。漢字を見ればわかりますよね?水が豊かとかいて豊水ですので・・・。
値段はどっちのほうが安いの?
安い方を買いたい!という方もいると思います。
どちらの方がやすいかというとほとんど差はなくてその時の収穫量によって変わってしまいます。基本的には豊水の方が安いみたいですが、大体同じ値段と思ってよいでしょう。
どっちのほうが日持ちするの?
これは豊水の方が日持ちします。
幸水は常温で4-6日に対して、豊水は常温で7-10日ぐらい持ちます。賞味期限や日持ちをさせるポイントを書いた記事がありますので、気になる方はそちらを参考にしてみてください。
出荷時期はどう違うの?
幸水が夏の8月から出回る事が多いですが、豊水は早くても8月下旬から出回ります。
梨の旬は秋とされていますが、早くから出荷されている梨は幸水の方が多いと思います。
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他にも南水という品種があって、梨の三水と呼ばれている
『幸水』『豊水』『南水』を合わせて梨の三水と言います。
南水はあまり出荷量はありませんが、甘さは幸水よりも甘いので是非見かけたら梨好きの方は食べてみると良いと思います。
まとめ
幸水と豊水の違いは以上になります。梨は甘さが大事と思う方は幸水を購入して、梨はみずみずしさが大事と思う方は豊水を購入すると良いでしょう。
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