「厳寒の候という時候の挨拶はいつ使う言葉?」
漢字の意味的には冬に使うまでは誰でもわかると思いますが12月に使うのか1月に使うのか2月に使うのかと考えた場合、分かりづらかったりします。
使う時期を間違えてしまうと送った相手に不信感を抱かせてしまったり信用をなくしてしまうこともあるので気をつけたいですね。
今回はそんな厳寒の候という言葉で気になることをまとめてみました。
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厳寒の候とは
読み方は?
厳寒の候はげんかんのこうと読みます。
厳寒という言葉はあまり使うことはなく、馴染みがあまり無い単語ですが、普通に読むことができる漢字だと思います。
候に関しても普通に「コウ」と読みましょう。たまに「そうろう」と読もうとする方がいますが気をつけましょう。
意味は?
厳寒の候は寒さが非情に厳しい季節になりましたという意味になります。
厳寒を辞書で調べると、「非情に厳しい寒さ」「極寒」などの意味になるようです。ただこの単語は漢字を見れば大体の意味が分かるような言葉ですので、迷う人は少ないと思います。
使う時期は?
厳寒の候は二十四節気の冬至(12/21)~立春の前日まで使うのが適している時候の挨拶です。
正確には大雪(12/7)~立春の前日(2/3)の期間に使うのが適している言葉です。所謂仲冬~晩冬という広い範囲に使う言葉だったりします。
しかし2月上旬はそこまで厳しい寒さというよりも本格的に寒くなってくる時期なので私は気候的にちょっと季節感が違うかなと思い次の二十四節気の冬至から使うのが適していると判断しました。
ただ年によってとても寒い冬もあると思います。12月上旬でもとても寒いと感じたら使っても問題ないとは思います。
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厳寒の候を使った簡単な文例
手紙の書き出しの基本は「頭語+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
- 拝啓 厳寒の候、○○様にはますますご繁盛のことと存じます
- 拝呈 厳寒の候、貴社におかれましてはなお一層のご発展のことと拝察いたしております
- 謹啓 厳寒の候、皆様にはご清栄のことと大慶至極に存じます
まとめ
- 厳寒の候はげんかんのこうと読みます
- 厳しい寒さの季節になりましたという意味になります
- 使う時期は12/21-2/3までです
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