寒気の候の使う時期、意味や文例を紹介

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「寒気の候という時候の挨拶はいつ使うの?」

寒い時期に使うのは誰でも想像つきますが、実際詳細な時期となると結構迷ってしまう時候の挨拶だと思います。

今回はいつ使うのかという事を重点に置きながら意味や簡単な文例も紹介したいと思います。

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寒気の候とは

読み方は

寒気の候は「かんきのこう」と読みます。

簡単な漢字なのであまり間違える人は少ないと思います。「さむけ」と読んでしまう人がたまにいますが人間の体調を意味するので違いますね。あと気をつける部分といえば、「候」を「そうろう」と読まないようにしましょう。

「手紙=丁寧な言葉を使う」という意識が強すぎる人が稀に時代劇の一幕のような勘違いをして「そうろう」と読む人がいますが、かなり恥ずかしい思いをするでしょう。

私の知り合いにそういう間違えをした人がいて暫くの間「お侍さん」と呼ばれていました。ネタでいじってもらえればそれはそれで良いのですが、信用を失う事もあるので注意ですね。

意味は

寒気の候は「冬の冷たい空気が身にしみる季節になりましたね」という意味になります。

寒気(カンキ)とは冬の冷たい空気の意味を持ちます。「寒気が緩む」など気象予報でよく表現される言葉ですので、馴染みがある言葉だと思います。

ちなみに寒気(さむけ)と全く同じ漢字ですがこちらは病気や体調によって寒さを感じる事という意味で全然違う単語です。

候に関しては「○○の季節になりました」という意味になります。

使う時期は

寒気の候は仲冬の時期(12/7-1/5)に使うのが正しい時候の挨拶です。(2016年-2017年の場合)

寒そうな単語ですので冬に使うのは誰でもわかると思いますが、正確な時期は難しいですね。冬は3つに分ける事ができるのをご存知でしょうか?

三冬とは
  • 初冬(立冬(11/7)から大雪の前日(12/6))
  • 仲冬(大雪(12/7)から小寒の前日(1/5))
  • 晩冬(小寒(1/6)から立春の前日(2/3))

寒気の候は仲冬の季節に使うのが正しいということで丁度冬の真ん中の時期に使いましょう。

同じ時期に使える他の時候の挨拶は?

調べる女性

「『寒気』というと寒いイメージの時候の挨拶ですが、今年そんなに寒くない」

という時に、寒気の候を使うのをためらってしまう人もいると思います。そういう方はどんな時候の挨拶を使えばいいでしょうか?

そういう時は気候があまり関係しない時候の挨拶を選びましょう。「師走の候(12月上旬-12月中旬)」や「歳末の候(12月下旬)」など12月を表す時候の挨拶はどうでしょうか?

1月5日まで使える言葉といえば二十四節気を利用した時候の挨拶もオススメですね。「冬至の候(12/21-1/6)」などが良いと思います。

また「11月に使う時候の挨拶だと思った」「1月に使う時候の挨拶だと思った」という方は時候の挨拶をまとめているページがあるので参考にしてもらえると幸いです。

▶ 11月の時候の挨拶まとめ
▶ 1月の時候の挨拶まとめ

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寒気の候を使った簡単な文例

驚く表情をするビジネスマン

  • 拝啓 寒気の候、○○様におかれましてはその後お健やかにお過ごしのことと存じます
  • 拝啓 寒気の候、貴社にはいよいよご繁昌のことと拝察いたしております
  • 拝啓 寒気の候、皆様におかれましてはますますご活躍のことと大慶至極に存じます

まとめ

  • 寒気の候はかんきのこうと読みます
  • 冬の冷たい空気が身にしみる季節になりましたという意味になります
  • 使う時期は仲冬(12/7-1/6)に使うのが適しています

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