「スカイベリーといういちごの品種知っていますか?」
知っている方はなかなかのいちごの情報通だと思います。知らない人はまだあまり浸透していませんが、この先スーパーにたくさん出回る可能性があるいちごだったりします。
今回はスカイベリーってどんな苺?か調べてみました。
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スカイベリーとは?
栃木県農業試験場で「00-24-1」×「栃木20号」を交配して育成されたイチゴです。
2011年に品種登録の出願をして2014年に品種登録が認められた極めて新しい品種です。
スカイベリーが生み出された理由とは?
いちごといえば栃木県ですが最近はあまおうに押されている現状があります。
福岡県のとよのかを超える品種を作ろうとして作られたのがとちおとめですが、とちおとめに対抗して「あまおう」が生み出しました。
このままではいちごの県は福岡に奪われてしまう。そういう危機感を栃木県は抱くわけです。
そして・・・最近の様々ないちごの新しい品種も栃木県を焦らします。
ここ近年は色んな県が独自の品種を開発してます。熊本県の「ひのしずく」、佐賀県の「さがほのか」、静岡県の「紅ほっぺ」、愛知県の「ゆめのか」など県独自のいちごは生み出されています。
「いちごと言えば栃木県」それを守ろうとスカイベリーは生み出されました。
ユミ
何故スカイベリーという名前になったの?
大きさ、形の美しさ、美味しさが大空(スカイ)に届くような素晴らしいいちごという意味があります。
ちなみに栃木県にある百名山のひとつ「皇海山(すかいさん)」のスカイともかけていたりします。
スカイベリーの特徴は?
形がとても良い大きさ、糖度が高く酸味が控えめなのがスカイベリーの特徴です。
スカイベリーはとにかく大きいです。とちおとめは15g程度なのですが、スカイべりーは25gにもなる大きさだったりします。
近年のいちごのとれんどって粒が大きいのが好まれる傾向があります。
スカイベリーは大きいだけではなく形も揃っている傾向が強く詰めやすくて見栄えがよいいちごができます。これはスカイベリーの母親である「00-24-1」の良いところを受け継いだのでしょう。
そして糖度が高く酸味が少ないのも最近のいちごのトレンドです。
とちおとめはあまおうなどの最近の品種に比べると酸度が高いいちごですが、最近は甘くて酸っぱくないいちごが好まれる傾向があります。
そういう今のトレンドに合わせたいちごがスカイベリーというわけですね。
最近どのいちごも同じような特徴を追い求めているのはどうなのだろうか?
最近色々な県が独自の品種を開発しています。それはとても良いことだと思うのですが気になることがあります。
どの品種も大きくて糖度が高くて酸度が低いいちごばっかりなんですよ。
確かに今はそういういちごが好まれる傾向はあるんですが、そればっかりだと正直品種なんてどうでもいいかなと思ってしまう私がいます。
目隠しして食べて「このいちごは○○だ!」と言い当てられるような特徴をもついちごを作ってほしいと思うんですよね。
最近のいちごはそういうことが特になく、品種の差別化が弱い傾向があると思います。
「県で独自に作る特別な品種」という事を意識しすぎてそれだけの品種が多いような気がするんですよね。そういういちごはすぐ消える運命にあると思います。
今のトレンドを追わないで、「本当に美味しいいちごってこういうものだ!」というこだわりを感じる品種が開発されないかなと思っています。
ユミ
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スカイベリーの旬の時期は?
1月~3月がスカイベリーの旬です!
冬はなかなか実が赤くならない為に糖度を果肉に蓄えるので甘くなります。そして季節は早いほうが実が大きい傾向があります。
いちごはシーズンで何回も花が咲き実がつきます。最初のほうが苗が元気で大きな実ができ、次第に小さくなっていく傾向があります。
スカイベリーは大きさを特徴としているので小さいとやっぱりがっかりしてしまいます。1月や2月の方が大きい粒になる傾向があるのでそのあたりの時期に食べるとよいと思います。
スカイベリーはどこで買うと良い?
まだまだ新品種ということでスーパーなどでも売られていない事が多いスカイベリー。私は2015年に一度スーパーで見かけましたがそのお値段は1000円近かったのを覚えています。
とちおとめとかと300円-600円程度の値段なのですが、とても高価で買うには至りませんでした。
スーパーだと誰が生産したのかわかりませんし、甘さにばらつきがあったり不安なので今シーズンはいちご通ということでネット通販で食べてみたいと思います。
ネット通販だとやはり誰が作ったかわかるのと、買った人の評判が載っているのがいいです。あまりに美味しくないとガッカリのコメントが載っていたりと買う材料になる所がいいです。
下のリンクは楽天のスカイベリーの販売先となっています。是非気になる方は買ってみてはどうでしょうか?
まとめ
栃木県がとちおとめに次ぐ新しい後継品種として生み出したスカイベリー。とちおとめのように世間に浸透するのでしょうか?
私は不安の方が大きいかなと思っています。いちごは高級化傾向が強くなっていてスーパーなどで出回ってもなかなか手が出せない金額のものが増えてきています。
300-500円程度で買えたとちおとめを食べて「おっ!甘い!」と感じる喜びに対して、1000円近くするスカイベリー「甘いのが当然だろ!」みたいな意識で消費者は買います。
期待が大きすぎてさほどスーパーのいちごと差がなかった時、ただ高かったと思うだけでがっかりしますよね?
そして数値的に見てとちおとめとスカイベリーってさほど糖度に関しては差がないんです。酸度には差がありますが。
そんなわけで出来るだけ庶民でも楽しめる甘いいちごをどこか作り続けてくれないかなと私は思います。
ユミ
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