「美味しいいちごの品種を知りたい!」
最近は数多くのいちごの種類が出回っていてどういう特徴があるのか全然わからないと思います。
私はいちごが大好きでシーズンになるとスーパーのいちごコーナーを覗いてしまいついつい買ってしまうことも多いです。いちごの旬である1月~3月は少なくても週に1パックは買ってしまいます。
私は気分によっていちごの選び方は2通りあります。1つは「好きな品種を買う」もう一つは「あまり食べたことがない品種を買う」です。
確実に自分が食べたい美味しいいちごを買うときと、ちょっと冒険して新しいいちごの品種を追い求める時があります。
そんないちご好きの私が自分で食べた感想とネットでの情報を踏まえていちごの品種をまとめてみました。
Sponsored Link
美味しいいちごの品種を知るポイントは自分の好みを知る事が大事!
美味しいいちごって人によって違うんです。
大きく分けてイチゴの好みは3通りに分かれます。まずは自分がどのタイプか理解しましょう。
いちごはとにかく甘いのが好き
子どもが好きないちごのタイプはこの傾向が強いです。
酸っぱくなくてとにかくいちごの美味しさは甘さだと考える人ですね。このタイプは何を気にするべきかというと、糖度が高くて酸度が低いいちごを探すと美味しいと感じるいちごに出会うでしょう。
注意点はスーパーで糖度が高いというのを売りにしているいちごにすぐに飛びついてはいけません。酸度が高いと人間の舌は甘く感じません。
「糖度が高いいちごってスーパーで言っていたのに酸っぱいんだけれど」
酸度が高いいちごはいくら糖度が高くても酸っぱさを感じてしまいます。いちごではありませんがいい例としてレモンが挙げられます。
レモンってイチゴと同じぐらいの糖度があります。でも酸っぱいですよね?あれは酸度が極めて高いのが原因です。
甘いいちごを求める人は酸度を気にするとよい品種を見つけることができます。
このタイプに属する品種:
スカイベリー、章姫、さがほのか、あかねっ娘(ももいちご)、ひのしずく、もういっこ、淡雪、かおり野、まりひめ
いちごは糖度と酸味が調和したものが美味しい!
甘さと酸味が調和している感じのいちごが好き!
昔からあるいちごってこの傾向が強いです。例えば女峰とかはそんな感じです。甘さはあるけれど酸っぱさもあってそのバランスがとてもクセになる感じですね。
酸味と甘味が調和したいちごが主流だった時代が幼少期だった人にとってはいちごとはそういうものだという印象を強く持っているので好きな人もいると思います。
このタイプに属する品種:
とちおとめ、女峰、とよのか、さちのか、アイベリー、あすかルビー、さぬきひめ、濃姫
糖度も酸度も高く、濃く感じるいちごが美味しい!
糖度も高いけれど酸度も高くて食べるととても濃く感じるいちご
私が好きなタイプの苺はこれにあたります。
高い糖度だけれど低い酸度のいちごはどこか味があっさりしているというか薄く感じてしまう。もっと濃いいちごを求めている人はこのタイプが好きな人です。
いちごは糖度だけではなく適度な酸味がある方が飽きがこなくて美味しいと言われています。私もその考えに同調する一人で、糖度と酸度が高いと食べていて癖になる味なんですよね。
そういういちごが好きな人も多くいます。
このタイプに属する品種:
あまおう、紅ほっぺ、古都華、あまおとめ、いばらキッス、おいCベリー
Sponsored Link
いちごの品種一覧
いちごの品種を簡単に説明していきます。
詳しい内容はリンクを辿っていけばその品種の細かい説明の記事に飛びますので参考にしてみてください。
とちおとめ
苺と言ったら関東に住んでいる人なら真っ先に浮かぶのはとちおとめだと思います。栃木県で作られる事が多い品種でいちごコーナーで並んでいない事はまずありません。
新品種に押されつつありますが、未だに生産量1位のいちごです。
味の特徴は糖度はそれなりに高く酸味もそれなりという甘さと酸味が調和したタイプの苺に属します。
大きさは標準的ないちごで硬さは少し硬めというのが特徴ですね。
スカイベリー
とちおとめの後継候補、栃木県が次世代のいちごとして期待しているいちごがスカイベリーです。
「とちおとめVSあまおう」の戦いで少し押されていると感じた栃木県は次世代のいちごを生み出す必要がありました。そして生み出されたいちごです。
味の特徴は糖度が高く酸味が少ない、「甘いタイプのいちご」。主な特徴はとにかく大きいことが挙げられます。
私は正直いちごの大きさはどちらでもいいと考えているし、甘いタイプのいちごよりも濃いタイプのいちごのほうが好きなのであまり期待はしていません。
しかし数年後にもしかしたら栃木県のいちごは全てスカイベリーに変わっている可能性もなくはありません。
いちごの未来を担ういちごなのかもしれません。
女峰
一世代前の東日本を代表する栃木県のいちごといえば女峰です。
いちごと言えば女峰というイメージが私は幼少時代に植え付けられているので、女峰を食べると「あーこれがいちごだ!」と懐かしむ味です。
今のいちごに比べると糖度も少なく、酸味もあるので酸っぱく感じてしまう人もいるのですが、この味が懐かしいと感じる人も多いと思います。
小粒で少し酸っぱい昔ながらのいちご。スーパーで見かけたらついつい懐かしんでしまういちごですね。
あまおう
いちごといえば東は栃木のとちおとめ、西は福岡のあまおうというのは誰でも知っていると思います。
最近は勢いはあまおうの方があるのでもしかしたら将来の1位候補かもしれませんね。
糖度が高くて酸度もそれなりに高い。いわゆる濃いタイプのいちごに属します。私が好きなタイプのいちごなのですが、私は東京住みなので鮮度の問題からか?当たりのあまおうはなかなか引くことができません。
恐らく果肉が軟らかいタイプのいちごですので遠距離輸送に弱く完熟にならないまま出荷したりすることもあるために当たりを引けないのだと予想しています。
とよのか
福岡県で生まれた一世代前の西の代表的ないちごが「とよのか」です。
当時は東は女峰、西はとよのかと言われていました。その人気は女峰を上回りいちご大国の栃木県を慌てさせた品種です。
一世代前のいちごということで、甘さと酸味が調和したタイプのいちごです。
大きさは今の品種に比べて少し小さくて、小粒なイメージが強いです。
さちのか
あまおう以前に西のいちごといえば「とよのか」でした。
その後継品種として期待されていたのが「さちのか」なのですが、その後に生まれたあまおうの方に押されて福岡県ではあまり生産されていない品種です。
糖度は高いのですが、酸度が強すぎて子ども受けしないいちごというのが原因なのでしょう。濃いタイプのいちごなのですが、私が食べても少し酸味が強いかなと感じてしまういちごです。
紅ほっぺ
私が一番好きな品種です。スーパーで見かけたらまずこれを買います。
味は糖度が高く酸度も高い、いわゆる濃いタイプのいちごです。濃厚でヨダレがたくさん出てしまうようなクセになる味でついつい食べすぎてしまいます。
主に静岡県で作られているいちごですので関東に出荷されることも多いです。
章姫
静岡県のいちごで、一時期は静岡県のいちご農家はほとんどこの品種を栽培していました。
今は「静岡県と言えば紅ほっぺ!」と主力の座を奪われていますが、少し前は章姫でした。味は糖度が高く、酸度が低いとにかく甘く感じるいちごです。
ただ硬さが軟らかいので「押され」に弱くスーパーなどで売られている時にたまに傷んでいることも。
きらび香
静岡県が紅ほっぺの後継品種として力を入れているいちごの品種です。
まだ品種登録はされていませんが、されたら静岡県の80%はきらび香に切り替えると言っています。
私としては一番好きな紅ほっぺの出荷量が減るのでとても困るのですが、紅ほっぺを超えるいちごだったら文句はいいません。
味の特徴が章姫よりも酸味があって、紅ほっぺよりも酸味を少なくしたいちごのようです。それって特徴があまりない無難ないちごになってしまうようなきがするのですが。
さがほのか
いちご好きの九州人は実はあまおうよりもさがほのかのほうが好きという人も多い!
九州のいちごと言えばあまおうという流れがあります。PRも圧倒的にあまおうのほうがされているのですが、本当のいちご好きはさがほのかの方を買うという人も多くいます。
理由は酸度がとにかく低いため、人間の舌ではあまおうよりも甘く感じることも多いいちごだからです。
甘さにこだわる人にとっては、「あれ?あまおうよりも甘いよね?」って体感しさがほのかのファンになっていく人もいるようです。
アイベリー
昔のいちごと言われるタイプのいちごで甘さはそれなり、酸味もあって酸っぱく感じる人も多いいちごです。
とちおとめより前に主流だった「女峰」そのぐらいの時代に多く生産されていたいちごなのですが、とても手間がかかるいちごということで農家泣かせの品種だったようです。
人気のいちごは味だけではなく、生産しやすさというもの重要なファクターなので廃れていったいちごです。
あかねっ娘
糖度が高く酸度が少ない。とにかく甘いタイプのいちごです。
あかねっ娘という名前ではなく「ももいちご」として売られていることもあります。ももいちごはあかねっ娘を厳選したブランドのようなものですので、売っていたら是非買ってみてください。
徳島県佐那河内村のイチゴ農家28軒のみが栽培しているという幻のいちごと呼んでもいいいちごです。
▶ あかねっ娘とさくらももいちごといういちごの品種の特徴は?
あすかルビー
奈良県が手がけたいちご戦争を勝ち抜くために生み出した品種です。
「栃木県、福岡県に負けないいちごを作る!」
そういう意気込みで多くの品種が2000年代に作られました。あすかルビーもその一つで奈良県の名産として品種登録しました。
糖度と酸度のバランスはとちおとめに似ています。私は目隠しして食べたらどちらか見分けがつかないと思います。
とちおとめに似ている美味しさと言うのは逆にデメリットでもあり、特徴のないいちごということでいちごの歴史を塗り替えるには至りませんでした。そして奈良県は古都華といういちごに未来を託すことになります。
古都華
奈良県がいちご戦争を勝ち抜くために生み出した次世代のいちごです。
あすかルビーは奇しくもいちごの歴史を変えることはできませんでした。その時の失敗を踏まえて作り出された古都華。
味の特徴は、糖度が高くて酸度も高い、癖になるタイプのいちごです。
私の好きなタイプのいちごなのですが、関東にはさほど出荷されていないのが残念です。もし私が奈良県に住んでいたらきっと虜になっていた品種だと思います。
さぬきひめ
香川県といえばうどんですが、いちごも名産にしようとして生み出したのがさぬきひめです。
私はさぬきひめを食べたことはありませんが、その理由は果肉が軟らかい為に長距離輸送に向いていない品種だからだと思います。
果肉が軟らかいのはデメリットだけではなく、しっとりとした食感のいちごなので歯ざわりが好きな人も多いと思います。
味のタイプは甘さと酸味のバランスが良いタイプのいちごです。
ひのしずく
熊本県がご当地いちごとして生み出したいちごです。
特徴は形は不格好の物が多いけれど、糖度が高く酸味が少ない甘いタイプのいちごです。
果肉は硬めなので輸送にも強く日持ちするタイプなので、東京でももしかしたら探せば置いてあるのかもしれません。
実は食べたことがない品種なので一度は食べてみたいのですが。
もういっこ
もういっこは、宮城県のオリジナル品種です。
糖度は低めですが、酸度も低いために数値以上に甘く感じるタイプのいちごです。
いちごは寒い地方だとなかなか栽培に適さないのですが、東北地方でも栽培できるいちごを開発したいという思いから作られた品種です。
あまおとめ
愛媛県がご当地いちごして、12月のクリスマス商戦に間に合ういちごとして開発したいちごです。
味の特徴は糖度は高めなのですが、酸味も強い為、生食用として食べると少し酸っぱく感じるいちごです。
しかしこの品種を生み出した目的はクリスマス商戦用。つまりケーキ用のいちごだったりします。少し強みの酸味がいいアクセントになり使いやすいと言われています。
淡雪
淡雪はいちごは赤いという常識をぶち壊す白いいちごです。
さがほのかの突然変異で生み出されたいちごということで見た目に特徴があります。
白いいちごって実は高価だったりするんします。初恋の香りという白いいちごがあるのですが1パック数万円で取引されることもあります。
同じ白いいちごですが、そこまで高くはありませんがやはり物珍しさから普通のいちごよりも高いです。
それでも物珍しさから興味本位で買う人も多いみたいですね。
味の特徴は糖度はそれなりなのですが、酸味がほとんどないのでとても甘いようです。子どもが見た目で驚いて味でさらに驚く。そんないちごですね。
いばらキッス
茨城県がご当地いちごとして売り出している品種です。
味は糖度が高く酸度も高いいわゆる濃いタイプのいちごです。私の好きなタイプのいちごです。
そして品質管理にこだわりがあり、糖度9.5%、硬度0.4-0.5というのが目標のようです。甘くて果肉が硬めの品質を壊さないように意識して栽培してほしいという願いがあるのでしょう。
おいCベリー
ビタミンCが他のいちごよりも多く含まれている品種がおいCベリーです。
切り口は面白いと思います。果物を食べる目的って美味しいもありますがビタミンCを摂取したいという意識で買う人もいます。
そういう人をターゲットにしている品種と言うのは私はおいCベリーしか知らないので良い狙いだと思いました。
味の特徴は糖度と酸度が高めの濃いタイプのいちごのようです。
かおり野
三重県が炭そ病に強く、クリスマス商戦に間に合ういちごということで生み出された品種です。
かおり野は糖度が高く酸度が低めの甘いタイプのいちごです。そして名前の通りいちごの香りがとても良いのが特徴です。
ただ少し形は不揃いで贈答用などの形が良いいちごには向いていないようです。
濃姫
岐阜県のいちごで、少し古めの品種です。1990年に品種登録をされたいちごということで、当時の代表的な女峰やとよのかと争っていた品種です。
私はこの濃姫という品種を知りませんでしたが、味の特徴は糖度と酸味の調和したタイプのいちごのようです。
昔のいちごタイプですね。
まりひめ
和歌山県のオリジナル品種です。
和歌山県はさちのかの栽培が主だったのですが、クリスマス商戦には少し間に合わなかったのでそれよりも早く収穫できる品種を開発する必要がありまりひめは生まれました。
粒ぞろいが良く形も細長い円錐形ということでケーキ用としては良さそうなのですが、味の方は糖度が高く酸味が少ないのでケーキのいちごとしては少しアクセントに欠けるかなと思います。
やよいひめ
群馬県が生み出したいちごの品種です。
隣に栃木県といういちご大国があるせいで、なかなか出荷量が増えずに廃れつつある品種なのですが、ドライフルーツとして売り出すことで生き残りを狙っています。
ドライフルーツの市場は生食用よりは狭いですが、とちおとめやあまおうには生食用では勝てないと見切りをつけて新しい活路を探している姿勢は見習いたいですね。
ゆめのか
愛知県が生み出したオリジナル品種です。コンセプトは輸送に強く収穫量が多いいちごの品種だそうです。
味は糖度と酸度が調和したタイプとのことですが、データをみるに糖度が高くて酸度が低い甘いタイプのように思えてしまいます。
私は食べたことがないのでなんとも言えませんが食べてみて判断したいです。
宝交早生
「家庭菜園するなら宝交早生!」
放って置いてもかってに育つぐらい手間かからずのいちごの品種です。苺の苗を探すとこの品種のものが多かったりします。
この品種を家庭菜園するとわかるのですが、収穫時期が他の品種に比べて遅いです。3月~6月ごろが収穫時期だったりします。
味は糖度はそれなりで酸味は少ないタイプのいちごですが、家庭菜園すると鮮度はどのいちごにも負けません。
「スーパーで売られているいちごより美味しい」
と思う方は多いと思います。自家製というスパイスも美味しさの決めてだと思いますが。
桃薫
桃のような香りがするいちごということで一風変わったいちごです。
いちごなのになんで桃のような香りがするんだろうと不思議になってしまういちごですが、野生種を交配させているために少し変わっているのかもしれません。
そして色も特徴的で、熟していても真っ赤にならず淡い赤色なのも独特ですね。
色々普通のいちごとはちがう桃薫ですが、味は糖度は高くなく酸っぱく感じる人も多いいちごだと思います。
Sponsored Link
コメントを残す