茨城県産のいちごの品種であるいばらキッスってご存知ですか?
私は聞いたことはない品種でしたが、どこの産地かは名前を聞けばすぐにわかりますよね。茨城県産でご当地いちごとして最近売り出し中のいちごのようです。
私は東京住みですので、結構近いのでどこかに売っていそうですので今度購入して食べてみたいと思っている品種です。
予習としてどんないちごなのか調べてみました。
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いばらキッスとは?
いばらキッスは「ひたち1号」と「とちおとめ」を交配してできた品種です。ちなみに「ひたち1号」の親は「レッドパール」と「章姫」です。
1990代後半あたりから各県が独自のいちごの品種を開発しようという流れがでてきます。いちごと言えば栃木県と福岡県ですが、それに追いつけ追い越せと各県が躍起になります。
茨城県は第8位のいちご生産量を誇る県ですので、その流れに乗ろうと2012年に品種登録されたいちごがこのいばらキッスです。
名前の由来は「茨城」という県名と「キス」ように甘酸っぱい味という意味でしょうか?それとも「茨城っす!」と県名を名乗っている意味でしょうか?
多分両方の意味をかけているのだと思います。
いばらキッスの味の特徴は?
糖度と酸度のバランスを意識した甘酸っぱいいちごというのが特徴です。
私の好きなタイプのイチゴですね。糖度は高いけれど酸度も高い傾向のある少し味が濃いイメージのいちごだと思います。
いばらキッスのレポートを見ていた時に知ったのですが、いばらキッスという品種はきちんとブランドとしてしっかりしたものにしようということで目標糖度なのが設けられています。
糖度9.5%、硬度0.4-0.5というのが目標みたいで今後は酸度も目標も設定するようです。
よくいちごの販売サイトで糖度15%以上とか景気のいい言葉が書かれているサイトも多いですが、あれはいちごが一番甘い先端の部分だけを測定したり、一番甘いいちごの結果を表記しているだけであってそこまで高いいちごはなかなかお目にかかれません。
きちんとした農業機構のデータだととちおとめの糖度が9.3%、あまおうの糖度が9.9%程度となっているので、その程度の糖度を維持したブランドにしたいのでしょう。
硬度0.4-0.5って数値からすると結構硬いタイプのいちごなのかな?と思ってしまいます。とちおとめが硬度0.33ですが硬めのいちごですので。
硬いイチゴは日持ちが良いのと傷んだりつぶれにくいという部分がプラスポイントですが、いちごの歯ざわりというか、しっとりはしていなさそうなのがマイナスポイントですね。
形は少しいびつになるものも多く、大きさは普通よりやや大きい程度
形がいびつになる原因はいちごの生育にあるといわれています。いばらキッスは生育が旺盛になりすぎる傾向が強く、ある程度抑制しないと粒が揃っていないいちごができてしまうようです。
生育を管理しろといわれてもなかなか難しいので形が悪いのが多いのも仕方がないとは思います。そのお陰で不揃いのいちごは安価で買える可能性があるので、形を気にしない私にとっては嬉しい話なのですけれどね。
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いばらキッスが美味しい時期は?
旬は1月~3月です。
市場に出回るのは1月~4月ですが、収穫の晩期は粒が小さいものも増えてしまうのでいばらキッスの良さを味わえない可能性があります。
そういういちごを食べて「あまり美味しくない」と思うよりも旬のいちごを食べてどういう味の特徴があるのかを知るのが大事なので是非、1月~3月に買いましょう。
いばらキッスの栽培は少し難しい?
茨城県独自の品種ということで他県の人がいばらキッスを栽培したり家庭菜園はできなさそうですが、農家の方もいばらキッスの栽培は少し大変みたいです。
先程も書きましたが生育が旺盛という点が一番の問題で、とちおとめのように栽培すると株間が狭くなってしまい、栄養などもうまく行き届かなくなり品質の低下を招くようです。少し株間を開けて栽培しなければいけないようです。
そして炭そ病の抵抗が弱いのか普通のいちごより炭そ病にかかりやすいため、予防のために色々手間がかかるようです。
まとめ
以上でいばらキッスの情報は終わります。
書いていて特別に美味しい品種ということはなさそうな印象を持ってしまいましたが、果物や野菜はとにかく鮮度が命だと思います。
茨城は私の住む東京にも近いためおいしいいばらキッスがお目にかかれる可能性もあるので、いちご好きの私としては一度は食べて味を確認してみたいなと思います。
糖度と酸度のバランス。果肉の硬さなどに注意して食べてみたいですね。
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