「立春の候という時候の挨拶の使い方が知りたい」
立春って二十四節気の一つで春の始まりです。
春の始まりに使う言葉というのはわかると思うのですが、春の始まりっていつだと思いますか?
季節感と実際に使う時期って違ったりして難しいですよね?春だから3月ってイメージあるのですが、実際は・・・なんですよね。
今回は立春の候ってどういう風に使っていけばいいかという事を記事ににしたいと思います。
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立春の候とは?
読み方は?
立春の候は「りっしゅんのこう」と読みます。
立春自体は馴染みのある言葉ですので読み間違える人は少ないと思います。私は「春」を「シュン」と読むのが苦手で秋の「シュウ」とたまに混同してしまうことがあります。
よく間違える例は「春分の日」と「秋分の日」ですね。漢字にすれば間違えることはないのですが、口で発するとたまに間違えます。
候は「コウ」と普通に音読みで読みます。間違える人は少ないのですが、極稀に「そうろう」と読んでしまう人がいます。
そのロジックはわからなくはないと思います。時候の挨拶はかしこまった手紙などで使う言葉なので丁寧な言葉を心がけようとして思わず・・・みたいな人が稀にいます。
笑われてしまうので気をつけましょう。
意味は?
立春の候は「春の始まりの季節になりました」という意味になります。
立春は二十四節気の一つで春の最初の言葉ですね。なので意味を間違える人はあまりいないと思います。
候は○○の季節になりましたという意味になります。「○○の候」という使い方が時候の挨拶の基本ルールですので覚えておきましょう。
使い時期は?
立春の候を使う時期は2/4~2/17になります。
立春は二十四節気の期間に使うのが正しいので2017年の立春は2/4-2/17までになります。2/18が次の節気である雨水になります。
二十四節気的に考えればあまり間違えない使う時期ですが、「春の始まり」を意識するとちょっと間違えちゃいますよね?
「春って3月からでしょ?2月とかまだ寒くて使わないよ」
季節感的には少しズレを感じてしまう言葉だと思ってしまいます。でも時候の挨拶の中ではまだ納得できるタイプの言葉かなと思います。
二十四節気の立春の期間に使う言葉と思えば理解できますので。
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立春の候を使った簡単な文例は?
手紙の書き出しの基本は「糖度+時候の挨拶+安否を気遣う言葉」です。
これを守れば間違った使い方はしないと思います。
『拝啓 立春の候、○○様におかれましてはその後お変わりなくお暮らしのことと存じます』
個人の方に送る手紙のテンプレのような手紙の書きだしですね。「元気に過ごしていますか?」みたいな意味を持つ書き出しとなっています。
「謹啓 立春の候、○○様にはますますご清祥のことと存じます」
少し丁寧な手紙を書きたい時に使いたい手紙の書き出しですね。「謹啓」「謹呈」などは少し相手が上の立場にいる方相手に送る手紙となります。
「ご清祥のことと」などの言葉は仕事相手の個人様とかに向いている使い方ですね。
『拝啓 立春の候、皆様におかれましてはなお一層のご活躍のことと拝察いたしております』
不特定多数に送る手紙などには特定の名前ではなく「皆様」などを使う手紙を書きます。安否を気遣う言葉の部分は送る相手によって変化させていく必要があります。
『拝啓 立春の候、貴社にはなお一層のご発展のことと大慶至極に存じます』
取引先の会社宛に送る手紙などに使う手紙の書き出しですね。
まとめ
- 立春の候はりっしゅんのこうと読みます
- 意味は春の始まりの季節になりましたとなります
- 使う時期は二十四節気の立春(2/4)から雨水の前日(2/17)となります
2月に使える時候の挨拶の上旬・中旬・下旬の使い分けは?
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