日本では数多くの野菜が栽培されており、日本のみならず世界中で流通されています。
そんな野菜の中には古くから栽培されてきたごぼうもあり、あらゆる料理で食されています。
そんな独特の風味や食感が楽しめるごぼうは日本だけの食文化となっており、外国では食べられていない野菜だと言われています。
日本では当たり前にごぼうを食べているのに、本当に外国では食べられていないのか気になったので調べてみました。
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ごぼうを外国では食べないと言うのは本当なの?
日本では古くから親しまれてきたごぼうですが、外国では食べられていない食材なのです。
かつて日本を訪れたドイツ人医師シーボルトが故郷であるオランダにごぼうを持ち帰りライデン地方へ伝えたという話がありますが、ごぼうはどんな調理法にしても「美味しくない」という事で受け入れられない食材となっていました。
さらに欧米人からの視点では根を食べる日本人の食文化に驚きを隠せなかったなんてこともあります。
なぜ外国ではごぼうは食べないの?
第二次大戦中、旧日本軍が捕虜に対してごぼうを与えた所、「捕虜虐待」の国際問題ともなり裁判沙汰にもなった程です。
ごぼう自体は欧米においてはハーブとして使用されたり、中国では漢方の一つとして使用されているのですが「食べる」という事は日本だけの文化となっており、世界的な観点からしても珍しい事となっているようです。
ごぼうが持っている独特の香りやえぐみが外国人には受け入れられない事で外国での食文化にならないようです。
ただ日本が統治していた朝鮮半島、台湾、中国東北部においては日本の食文化が入っていたこともあり、食べられていたそうです。
しかし近年、ごぼうの香りや食感だけでなく、健康面にとても優れた栄養を持った食材としてごぼうは外国でも使用されるようになりました。
フレンチにおいてもごぼうを使用した料理は数多くあり、多くの外国人の舌を唸らせているのです。
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日本はいつからごぼうを食べるようになったの?
ごぼうは日本において古くから親しまれてきた野菜となっていますが、元々日本で自生していない野菜となっているのです。
縄文時代から平安時代に伝わったとされていますが、一般的に広く食されるようになったのは江戸時代から明治期に掛けてと言われています。
ごぼうは栄養や健康にはとてもいい野菜!
ごぼうは外国人から観ると「木の根っこ」というイメージが持たれる食材となっていますが、食物繊維が豊富な上、クロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。
ごぼうをカットし、水に晒した時に茶褐色になりますが、これこそがクロロゲン酸となっており、強い抗酸化作用のある成分としてアンチエイジングを気に掛ける方から人気となっています。
その為、水に晒す時間が長い程、クロロゲンさんが失われてしまうので、軽く晒す事が大切です。
まとめ
日本では古くからしたしまれてきたごぼうは外国では食文化として定着していな食材となっています。
しかし近年、ごぼうは世界中で注目され親しまれている食材の一つともなっており、ごぼうの人気は高まりつつあります。
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