さくらんぼは桜の木からできるは嘘？違いは？

「さくらんぼって桜の木からできるの？違いはあるの？」

大人なら桜の木からさくらんぼが出来ると思っている人はいないと思います。

もしできるなら春にたくさん花を咲かせた桜の木はたくさんのさくらんぼをつけるはずですがそんなことありませんよね？

しかし同じ『さくら』という文字がついています。受粉の問題で桜の木からさくらんぼができないのかもしれません。

さくらんぼってどの木からできるのか私は知らなかったのでその疑問について調べてみましたので是非読んでみてください。

日本人が一番馴染みのある桜の木と言えばソメイヨシノです。

実はソメイヨシノが実をつける機会はとても少なかったりします。

どういうことかといいますとソメイヨシノは人間の手によってクローン化されて作られた観賞用の桜だったりします。

例えば自分の家と隣の家にソメイヨシノが咲いているとします。違う樹なのですが、遺伝子的には全く同じなんですよね。同じ遺伝子なために受粉することもなく、実がならないのです。

ソメイヨシノ同士だと遺伝子的に同じ為に受粉しなくて実をつけない。そこらじゅうにある桜の木から実がついた桜の木がないのはそういう理由だったりするわけです。

ただし近くに違う桜が咲いていたら受粉する可能性はあります。オオシマザクラとかヤマザクラとかそういう別種が近くに咲いていたら受粉する可能性はあります。

ソメイヨシノが受粉して実ができてもさくらんぼにはなりません。

ソメイヨシノから実がなっていることみたことある人はいると思いますが、実が小さいですよね？私達が食用として食べているさくらんぼはソメイヨシノの実ではないです。

そしてソメイヨシノの実は美味しくありません。毒はありませんが。

上記の画像はセイヨウミザクラの画像です。この種かもしくはシナミザクラの実が私達が日常的に食べているさくらんぼと呼ばれているものになります。

日本で有名なさくらんぼといえば佐藤錦というさくらんぼがあると思いますが、これも実はセイヨウミザクラの実なんです。

セイヨウミザクラという名前からして西洋から来たものなのか調べましたが、正直わかりませんでした。古くの人間はさくらんぼの実を食用として食べていたのはわかったのですが。

最近さくらんぼよりも安価なアメリカンチェリーという種の果物があると思います。この種もなんとセイヨウミザクラの実なんですよね。

結構皆さんブラックチェリーの実だと勘違いなさるのですが実は違います。何でこういう誤解が生じるかと言うと、木材として使われている名称のアメリカンチェリーはブラックチェリーという別の種の樹木なのでそこと混同している方が多いようです。