春眠暁を覚えずということわざ聞いたことありますか?春になってだんだん暖かくなってしまったから寝坊してしまったみたいな意味で用いることわざですが、もともとこのことわざは漢詩だということをご存知でしょうか?今回はそれについて記事にしてみました。
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春暁の作者は孟浩然
『春暁』って読み方わかりますか?(しゅんぎょう)と読みます。この春暁の作者は孟浩然という方で中国の方です。時代は唐の時代の詩人さんで自然に関する漢詩を書くことで有名な詩人でした。この春暁の一節に私達がよくことわざとして使う『春眠暁を覚えず』という一文が入っています。
春眠暁を覚えずということわざ、本当の意味は違うのかもしれない
私たちは春に寝坊した言い訳としてこのことわざを使うということが一般的見解だと思うのですが、この漢詩本当にそういう意味で書かれたものかということで別の解釈に関して書いていきたいと思います。。
【説1】「春になって日の出時刻が早くなった」という意味
孟浩然が生存していた時代に正確な時刻なんてわからないわけです。だから春になって日の出がどんどん早くなりますよね?「冬は起きた時間はまだ暗かった」のに「春は起きたらすでに明るかった」という季節の移り変わりを意味しているという説。
【説2】「春になってやっとゆっくり眠れるような環境になった」という意味
今の時代では考えられないかもしれませんが、冬は寝るのにも寒くて大変で夜中に何度も起きてしまうという意味から春になってやっと暖かくなってぐっすり眠れるようになったという意味という説。
2つの説のほうが日本人が使っていることわざよりもしっくり来る事実
有名な漢詩の最初の一文で普通に「いや~春は寝坊しちゃいますよね~」みたいな言い訳から始まると思いますか?私は思いません。説1と説2もまた違う意味ではありますが、正直どちらが正解なのか、それともどちらも不正解なのかはわからないでしょう。小説とかもそうですが、筆者が伝えたかったことと読者が読み取ったことは必ずしも一致しないといういい例だと私は思いました。
ただ私達がよく使う「春眠暁を覚えず」は完全に日本人が勝手に解釈したことわざのような気がしてしまうのは私だけでしょうか?
春眠暁を覚えずの記事のまとめ
・春眠暁を覚えずという言葉の本当の意味は正直わからない
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